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AKB48を追いかける女性アイドル第2集団、次の一手

日経エンタテインメント!

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 アイドルブームではなくてAKB48ブーム――。2011年初めくらいまでは、こう指摘する関係者も少なくなかった。しかし、AKB48が勢いをさらに増すのと同調するように、次世代を担う「第2集団」グループが次々と頭角を現し始めた。文字通りの「アイドルブーム」がいよいよ到来しそうな今、その中核となる5強グループの戦略を探る。

AKB48人気が長期化するなか、アイドル市場が拡大し、"第2集団"が形成され始めた。

CDシングルの発売初週売り上げが5万枚前後で、ホール級のライブを開催できるポジションにいるのが、アイドリング!!!、SUPER☆GiRLS、スマイレージ、ぱすぽ☆、ももいろクローバーZだ。彼女たちが、AKB48グループを追撃する5強といえる。

この中で2011年に頭1つ抜け出したのが、ももいろクローバーZ。同年12月にアリーナクラスのコンサートを成功させた。

結成6年目のアイドリング!!!は"直言キャラ"の菊地亜美をはじめ、個人でのテレビ露出が急増。フジテレビ発のアイドルにもかかわらず、他局への出演も目立つ。

知名度の上昇を受け、2012年1月に発売した半年ぶりのシングル『MAMORE!!!』はグループ初となる発売初週売上5万枚を突破し、オリコン初登場2位を獲得。3月には、ファンによる投票で決まった5期メンバー4名が加入、勢いはさらに加速しそうだ。

同じく1月から、東京・六本木のニコファーレで定期公演「ニコはちライブ」をスタートした。ライブの模様をリアルタイム配信し、映像を見たファンからの書き込みが会場の全面を囲んだLEDモニターに映し出される。この機能を使い、「次に歌う曲のリクエストをその場で受け付けるなどの演出をしたい。バラエティー番組で鍛えられたアイドリング!!!には即応できる技量がある」とフジテレビの門澤清太氏は話す。さらに初の全国ツアーを目標としている。

メンバーチェンジもチャンス

2010年12月にアルバムデビューを果たしたSUPER☆GiRLSは、イトーヨーカドーのCMで知名度を上げつつ、ライブハウス規模の活動を着実に重ねてきた。2011年10月発売のシングル『女子力←パラダイス』は初週売上枚数が約5万枚を記録。さらに「2011年末、日本レコード大賞新人賞をいただいたのをきっかけにテレビ出演のオファーが急増している」と統括プロデューサーを務めるエイベックス・マネジメントの樋口竜雄氏は話す。

メディア露出が増える一方、軸足はあくまでライブ活動に置く。2012年2月1日に2ndアルバムが発売され、2月5日に日本青年館で初のホールコンサートを開催、4月には東名阪ツアー、6月には"聖地"中野サンプラザでの公演と着実にステップアップを図る。「しばらくはライブ会場を今以上に大きくせず、回数を増やしたい。アイドルの顔が見え、息遣いを感じるような空間をファンは求めているのではないか」(樋口氏)。2月に秋田恵里が卒業して11人となったため、一連のライブの質が注目される。

2011年、何度かのメンバーチェンジがあったスマイレージ。2月1日に6人体制で初のシングル『チョトマテクダサイ!』を発売した。アップフロントエージェンシーの山田昌治氏は、「ゼロからの再スタートの気持ちでプロモーションをやる」と言う。 さらに「イベントやライブでパフォーマンスをしっかり見せる一方、メディア露出も増やしていきたい」(山田氏)。特に、最近出演依頼が増えてきたのが福田花音。同じハロー!プロジェクト所属で、バラエティー番組でブレイク中の道重さゆみ、嗣永桃子に続く、3番目の"ウザかわいいアイドル"としての活躍を期待する。個人の活動を増やして、「あのアイドルがいるグループ」という形でファン層の拡大を図る。

ぱすぽ☆は、2011年5月のデビューシングル『少女飛行』が5強では初となるオリコン週間ランキング1位を記録。同年暮には東名阪のZeppツアーも開催した。3月31日には初の中野サンプラザ公演を行った。

さらに今年はバンドなどとの対バンの機会を増やし、ファンの裾野を広げるのが目標。「ロック色の強い楽曲を歌うぱすぽ☆は、アイドルファン以外も楽しめる良さがある。一定のファンに支持され、毎年日本武道館クラスの会場でライブができるグループにしたい」と、所属事務所プラチナム・パスポートの林純司社長は話す。

各グループの戦略には「バラエティー対応」「地方進出」「メンバーチェンジ」など、いくつかの共通点がある。次に、5強以外も含め、最近のグループが力を入れるポイントを検証する。

【女性アイドル 4つの強化ポイント】

 若い男性にとどまらず、老若男女が関心を持ち始めた、昨今のアイドルブーム。その追い風に乗ってファン層を広げるため、各グループが今年強化するポイントを探った。

(1)ライブ拡充 地方進出に加えフェス参加も強化

握手会やイベントなど"会える"活動でファンを増やす最近のアイドル。このため人気が東京圏中心というグループが多く、地方ファンの開拓は強化ポイント。今年は、正式に発表したSUPER☆GiRLSのほか、ぱすぽ☆などが、大阪・名古屋をはじめとした地方ライブを検討している。

アイドル同士の対バンライブや複数グループが参加するフェスも増えそう。背景に「昔はファンを奪われるから避けたいという声もあったが、今は一緒にシーンを盛り上げようと考える関係者が多い。ファンも様々な組み合わせを求めている」(エイベックス・樋口氏)との共通認識があるようだ。

(2)女性・子どもの獲得 女性誌モデルを務めるアイドル急増

最近は女性アイドル好きを公言する女の子は多い。AKB48やももいろクローバーZのように、ライブに足を運ぶ女性がブレイクを後押しした例もある。そこで重視されるのが女性との接点だ。

増えているのが、女性ファッション誌でモデルに起用されるアイドル。例えば、アイドリング!!!の大川藍とSUPER☆GiRLSの荒井玲良は『JJ』(光文社)、SUPER~の前島亜美は『ピチレモン』(学研)のモデルを務める。

小学生女子が主な読者のコミック誌『ちゃお』に進出したのはアイドリング!!!。メンバー3人が付録DVDに収録されるドラマ『シークレットガールズ』に出演中だ。普通の中学生が実はスーパーアイドルだったという物語だが、「劇中のグループが女の子たちのあこがれの対象となっており、アイドリング!!!本体への相乗効果を期待している」(フジテレビ・門澤氏)。

(3)バラエティー進出 水曜深夜にアイドルゾーンも誕生

老若男女が見るバラエティーは、幅広い層にアピールできるチャンス。『Hey!Hey!Hey!』『めちゃ×2イケてるッ!』がアイドル企画を組むなど、ブームもあって出演機会は増えている。

さらには冠番組も増加。特に日本テレビの水曜深夜には、AKB48、ハロー!プロジェクト、9nineの番組が30分交代で並ぶ。また、さくら学院も主要メンバー3人の卒業に合わせて、1月から3カ月限定で初のレギュラー番組「さくら学院SUN」が放映された。

「現在、バラエティー番組でタレントに求められるのは、知識と教養、笑わせられる力、いるだけで華やかになる存在感の3点」と言うのはアップフロントエージェンシーの山田氏。3つ目の「キラキラした存在感」は持っているアイドルの場合、さらにプラスアルファの要素があれば、活躍できる場が広がってくる。

(4)卒業&新加入 グループの活性化につなげられるか

最近の女子アイドルグループでは、メンバーが入れ替わることは日常茶飯事。中高校生時から活動する人が多いため、進学などに伴う離脱は避けて通れない。一方、新規ファンの獲得やグループの活性化を図る狙いから、メンバーの追加を行うケースも少なくない。

メンバーの増減は、グループにとって注目を集める絶好の機会。オーディションが定番のハロプロ勢のほか、アイドリング!!!やぱすぽ☆のようにファン投票で追加メンバーを決め、話題となっているグループも。さらに、昨年のももクロのように、同時の改名などでメンバー脱退をイベント化、人気を拡大した例もある。

(日経エンタテインメント!編集部)

[日経エンタテインメント!2012年3月号の記事を基に再構成]

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