日傘や帽子で赤外線を防ぐことも大切

ここで、SPFとPAについて、もう一度おさらいしましょう。

「SPFは、紫外線UVB波の防止効果を示す指標で、皮膚に赤みができるまでの時間を何倍長くできるかを表したもの。日本では上限が50+となっています」。海外にはもっと大きな値のものもありますが、50以上は「意味がない」とされ、現在は「50+」が最高値になっています。

一方、+の数で表示されるPA値はVA波をどれだけブロックするかを示す指標。皮膚の黒化を防ぐもので、今年は、最大値「++++」まで示すことが可能となりました。

紫外線を散乱する素材などの開発が進み、より防止効果の高い製品が作られ始めたためです。色素沈着を起こすまでの時間を、「+」は2~4倍、「++」は4~8倍、「+++」は8~16倍、「++++」は16倍以上引き延ばします。

以前は、SPF値が高いものは紫外線吸収剤が配合されており、乾燥すると言われていましたが、最近のものはかなり進化。紫外線散乱材(酸化チタンや酸化亜鉛)は、白浮きするものもありましたが、ナノ化技術により、白浮きせず、肌なじみのよいものが増えてきました。

数値の違うものを塗り重ねた場合は、足し算はされませんが、防御効果は多少プラスされる、と草野さん。「例えば日焼け止め、ファンデーション、パウダーなどアイテムごとにUVケア効果を持っているものを重ねれば、より防御効果は高くなります」。

正しい使い方で紫外線をシャットアウト

今年、アイテムとしては、いわゆる“日焼け止め”から、ファンデーションに加え、BBクリームやCCクリーム、パウダータイプ、頭皮の日焼け止め(!)なんてものまで、幅広く発売されています。

「日常使いならばSPF20~30、PA++~+++でも十分です。絶対焼きたくない人、シワが気になる人、屋外に出ることが多い人はSPF50、PA++++を選ぶとよいでしょう。シミは回復する可能性はありますが、いったんしわができて形態が変化すると、回復するのは難しいので、予防で使ってもよいと思います」(草野さん)。

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