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連ドラ主演、10年続く条件とは 俳優の成功法則

日経エンタテインメント!

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連続ドラマの主演・ヒロインは、人気と実力が認められて初めて勝ち取ることができる、ステータスの1つだ。しかし、その座を維持するのは難しく、10年以上も主演を張り続けられるとなると、条件は格段に厳しくなる。

下の図は、今から5年前の2009年、10年前の2004年、15年前の1999年の各1年間に放送された地上波連ドラで男女それぞれの1番手で出演(以下、主演と表現)していた俳優のうち、直近2年間(2012年4月期から2014年1月期まで)の連ドラでも主演している「継続率」を調べたもの。10年前の2004年については、参考に俳優の名前も記した。

5年前の2009年に主演経験がある俳優の継続率は、男女とも6割強。2004年の主演俳優では、男性が44.8%、女性が40.3%と10年で半分を割り込む。15年前の1999年では、男優が約30%、女優は4人に1人にも満たない23.8%となる。ちなみに、男優では香取慎吾、竹野内豊、長瀬智也、福山雅治など、女優では天海祐希、菅野美穂、広末涼子、松嶋菜々子らが、今も主演作のある1999年組に当たる。

常に新旧の世代交代が行われる上に、ベテラン同士の競争も勝ち抜かないといけない。10年以上主演を続けている俳優は、それだけ固定ファンに支えられて、もっとドラマで主役を演じる姿を見たいという視聴者のニーズを維持していると言える。

観月ありさは23年連続主演

長い期間にわたって、主演を続けている俳優を見ると、いくつかの条件が見えてくる。

1つ目は、演じられる役柄の幅が広く、様々なテーマの作品の主人公にハマることだ。

代表例は、1月期に放送された『夜のせんせい』(TBS系)で23年連続連ドラ主演の新記録を更新した観月ありさ。15歳のときに『放課後』で初主演。以降、数本のゲスト出演があるだけで、連ドラのレギュラーはすべて主演だった。

10代の頃こそ、等身大の高校生や大学生の役が多かったが、20代になってからは看護師、シスター、お天気キャスター、CA(客室乗務員)、高校教師、警察官など、様々な職業のヒロインを演じ、シリーズ作品を除けば同じ職業を演じたことがほとんどないのが特徴。スタイルが良いため、制服姿が話題となるのもお仕事ドラマ向きだった。

観月とは逆に、「その役といえば、あの人」という得意分野を持ち、同じ職業の役を複数の作品で演じることで長く活躍を続けている俳優も少なくない。

1993年の『ひとつ屋根の下』が連ドラ初主演作となる江口洋介。『ひとつ~』では、自営のクリーニング店主役だったが、江口は刑事と医師(医療関係者)を演じるケースが非常に多い俳優だ。初期には『東京ラブストーリー』で織田裕二の友人の医学部学生を演じたほか、1999年スタートの『救命病棟24時』の医師役が当たり、シリーズ4作に主演している。刑事ドラマや医療ドラマは普遍的な人気コンテンツのため、その主人公がハマる俳優は、常にニーズが高い。

江口の『救命~』のように、人気ドラマになってシリーズ化される出演作を持っていると、幅広い年齢層に支持され、連ドラ主演を継続するためには有利になる。

前述の観月ありさも『ナースのお仕事』のヒットとシリーズ化が女優としてのターニングポイントになった。仲間由紀恵もまた『トリック』『ごくせん』という2つの人気シリーズに主演したことが、国民的な人気女優になった大きな要因となった。

登板間隔や相手役も影響

連ドラの登板間隔も、長期にわたって活躍する上では重要な要素だ。一定の間隔を空けて、出過ぎとのイメージを与えないようにしながら、一方で勝負の局面ではローテーションを崩してまで攻勢をかけることも必要となる。

その強弱をうまく使ったのが、石原さとみ。彼女は女優デビューした2003年の秋には早くもNHK朝ドラ『てるてる家族』に抜てきされて連ドラ初主演。その後は、2009年まで年1本連ドラ主演のペースを守ってきた。

しかし、23歳となった2010年には、マネジメントスタッフが変わったこともあって年間4本(主演・ヒロインは3本)の連ドラに出演。露出が増えたことで新しいファンを獲得しつつ、大人の女優へのイメージチェンジに成功した。主演ドラマがない年は、単発ドラマや映画、舞台への出演に力を入れるなど、バランスのいい出演作選びを見せている。

また、男女の組み合わせが基本となる連ドラでは、相手役も大きな要因。年齢の近い俳優だけでなく、世代の異なる俳優との共演でも結果を残せるかどうかが問われる。

様々なタイプ、世代の女優を相手に、抜群の対応力を見せるのが阿部寛。仲間由紀恵、竹内結子、篠原涼子などの人気主演女優と組んで多くのヒット作を生み出したほか、最近では年下の若い女優との共演も増えている。映画『麒麟の翼』では24歳年下の新垣結衣、『テルマエ・ロマエ』で21歳年下の上戸彩と共演した。

その上戸も、年上の男性俳優との共演が多い女優。『流れ星』では14歳年上の竹野内豊、『10年先も君に恋して』では17歳年上の内野聖陽と共演。『半沢直樹』で12歳年上の堺雅人と夫婦役を好演したことも記憶に新しい。相手役の年齢の広さは、自身のイメージを固定しないことにもつながり、マンネリにならずに長期の活躍ができていると言っていいだろう。

(ライター 高倉文紀)

[日経エンタテインメント! 2014年4月号の記事を基に再構成]

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