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乳がん検診、若い女性が受けた場合に不利益も 乳がんの最適治療(1)

2013/6/13

自治体などの乳がん検診は40代以上が対象です。「若くて乳がんになる人もいるのに、どうして40代以上だけ?」と不思議に思う人もいるでしょう。実は、20、30代には乳がん検診が有効との根拠はまだなく、「不利益」のほうが多いとされているのです。理由を紹介しましょう。
マンモグラフィは、乳房の状態を映し出すX線検査。写真のような専用機器を使う

乳がん検診のマンモグラフィは「40歳から推奨」というのが日本のガイドライン。では30代、20代の検診はどうすればいいのでしょうか?

「結論からいうと現在、若い世代が受けて得をする、つまり利益が不利益を確実に上回る乳がん検診は存在しません」と、国立がん研究センターがん予防・検診研究センター検診研究部部長の斎藤博さん。

■40代以降でも完璧ではない「乳がん検診」

そもそも「検診」は「健康な人」を対象に行うもの。症状がある人が受ける「検査」とは区別して考えます。検診には自治体や職場などが実施する「対策型」と人間ドックなど個人が自費で行う「任意型」がありますがいずれも、かけた費用や受診者の物理的、精神的負担なども勘案し、利益が不利益を上回る場合に実施されるべきです。

「がん検診は、早期発見で死亡率が下がるという科学的根拠がある検診のみ有効と考えます。乳がんの場合、マンモ検診は40歳以降は有効ですが、40歳未満の有効性は証明されていません」

そればかりか、がん検診は一旦受けると、必ず不利益が生じるといいます。

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