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どっちがお得 モバイルルーターとテザリングスマホ 高速モバイルの実力(上)

2012/4/6

無線LAN(Wi-Fi)でネット接続できる情報機器が身の回りに増え、それらを複数まとめてネットにつなぐ入り口として、「モバイルルーター」の存在感が高まっている。

モバイルルーターとは、USBケーブルなどの代わりに無線LAN機能を使って1台~複数台の情報機器を接続できる携帯型ルーターのこと。無線LAN機能とは別に、ネットにつなぐための無線データ通信機能も持つ。モバイルルーターの無線データ通信規格としては、3G(第3世代携帯電話)やWiMAX(ワイマックス)に対応する製品が以前は多かった。最近は3G方式を拡張したDC-HSDPA方式やLTE(Long Term Evolution)方式に対応する製品も続々と登場している。

データ通信のメインユーザーはこれまでビジネスパーソンだった。だが、携帯ゲーム機やタブレット端末など無線LANに対応した多様な情報機器の普及で、外出先でも複数の情報機器をネットにつなぎたいというニーズが増え、モバイルルーター利用者の裾野が広がっている。

■ソフトバンクモバイルもイー・モバイルも提供開始

モバイルルーターの高機能化が進む  モバイル接続の手段を選ぶには、料金に加えて接続端末も重要な要素。WiMAXのモバイルルーターは選択肢が豊富だ。2月には、人気モデルの最新機種が登場。NECアクセステクニカの「AtermWM3600R」は、小型化やバッテリーの持ちが良くなったのに加え、電波が弱い場所でもつながりやすくなるなど、改良されている。

モバイルルーターの通信速度は、LTEという高速無線データ通信規格に対応したNTTドコモの「Xi(クロッシィ)」が下り最大75Mbps(ビット/秒。最大75Mbps対応なのは一部のエリア)をうたう。このほか、auとUQコミュニケーションズの「WiMAX」が下り最大40Mbps、ソフトバンクモバイルの「ULTRA SPEED」(DC-HSDPA方式)とイー・モバイルの「EMOBILE G4」(DC-HSDPA方式)が下り最大42Mbpsなど、40Mbps以上の速度をうたうサービスが並んでいる。

通信環境にもよるが、こうした40Mbps以上の高速回線を使えば動画ストリーミングもスムーズにできる。高速化は今後も進み、ソフトバンクモバイルが「Softbank 4G」(下り最大76Mbps、AXGP方式)対応のルーター「ULTRA WiFi 4G Softbank 101SI」を2月24日に投入。イー・モバイルも3月15日に「EMOBILE LTE」(下り最大76Mbps、LTE方式)対応の「Pocket WiFi LTE (GL01P)」の提供を始めた。さらにauが今年(2012年)の年末にLTEサービスを開始する予定だ。

しかし、購入のネックになるのがモバイルルーターの通信料金。現在の相場は、月額約4000~7000円だ。この他に自分が持っているスマートフォン(以下、スマホ)の通話料金とパケット料金がかかることを考えると、余計な出費は抑えたい。

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