リーマン逆手に資産6倍 ツワモノ投資家の運用術

株価が安値圏に張り付いていた期間Cは、配当利回りが年4%超の割安銘柄がゴロゴロしていたので、この時ばかりは肉食を返上、長期保有の「草食投資」に転じて、高配当銘柄を幅広く買い集めた。

時々の局面を適切に判断できたのは、株が大好きで人一倍熱心に情報収集に励んだ成果だ。

2008年の不況を予見したのは、仕事中に気付いたある変化がきっかけだった。清掃業のwww9945さんは、長年付き合いのある自動車ディーラーから業務の大幅カットを告げられた。景気の先行きを映す自動車業界が不振となれば、不況も深刻化すると考えた。

2009年3月に相場が底打ちした頃、東京証券取引所近くにあった創業94年の株式専門書店が閉店。続いて25年近く続いた投資情報誌も休刊など、相場低迷を象徴する出来事が相次いだ。この時期には「さすがに低迷も最終局面だろう」と感じ反転に備えた。2012年末のアベノミクス相場の初動を捕まえたときは、株価より先に動くドル・円相場の反転が参考になったという。

そんなツワモノ投資家の今後の相場見通しは、向こう2~3年下落が続いた後、東京五輪前の2019年に向け再び上昇に向かうというシナリオだ。目先は現金比率を高め、米利上げ後に高利回りの米国長期債などを狙う草食派でいく方針だ。

■相場観で資産配分を変更 底で仕込んだ株が爆騰

個人投資家 fastroadさん:過去6年の成績…500%

個人投資家 fastroadさん 大手メーカー勤務のエンジニア。大学生時代から投資を始める。リーマン・ショック以降の波乱相場では多くのことを学んだという

サラリーマン投資家のfastroadさんは、平日投資に使う時間は10分以下にもかかわらず、リーマン・ショックから足元までの6年間で金融資産を6倍に増やしている。

成功の秘密は相場に応じて資産配分を戦略的に見直してきたこと。資産配分から自分の取っているリスクを計算し、相場観を反映させながら機動的に配分を見直すという投資を実践してきた。

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