シェアハウスで実現「節約・出会い・エコ」マーケティングライター 牛窪恵

最近注目されている「シェアハウス」。ある調査では、20~30代シングルの45%が「シェアハウスに興味あり」と回答(リクルート「SUUMO」調べ)一般には、「エコ&エコノミー」と言われるシェアハウス。では実際、「興味あり」とする20~30代女子は、どこに魅力を感じているのでしょう。

「いま、本気でシェアハウスに引っ越そうと思ってるんです」と話すのは、2012年に上京して通信系企業に就職、築15年のマンションで一人暮らしを始めたA子さん(20代前半)。

(C) Keiichi SUTO

彼女が「住みたい」と憧れるのは、東京の下町・御徒町のシェアハウス「COURI006 Shin-Okachimachi」だ。

以前は1階が店舗、2~6階は住居とオフィスだったビルを1棟まるごとリノベーションしてできたシェアハウス。全22部屋とシェアハウスとしては中規模で、1階の引き戸を開け放った様子は、外からはオシャレな「オープンカフェ」にも見える。

なぜ彼女は、シェアハウスに憧れをもったのか。それは、「一人暮らしを始めて、光熱費とゴミの問題に驚いたから」だという。

いまA子さんが住むマンションは、約40平方メートル。平日の日中はほとんど家にいないため、光熱費は「安いものだろう」と思っていた、とのこと。

ところが引っ越して数ヵ月後、自動引き落としの電気・ガス・水道料金を合計して、驚いた。毎月8000円を超えていたのだ。

ゴミについても、意外な量の多さに“罪悪感”を感じるという。

「ゴハン用に1週間分の材料を買っても、3分の1ぐらいは中途半端に余って捨てることになる。一人暮らしって本当にロスが多いし、なんだか悪いことをしてる気になって、ブルーになる」とA子さん。

そんなA子さんが憧れる「COURI006 Shin-Okachimachi」は、オープンカフェ風の1階部分がキッチン&ダイニングで、ユニークな調理器具がズラリと揃うのが特徴だ。

冷蔵庫や電子レンジはもちろん、ホームベーカリー、ヌードルマシーン、さらに石釜ロースターに至るまで、入居者どうしで共有できる。その明るく和やかな風景が、複数のサイト上で紹介されていたのだ。

「私、もともと大家族だから、みんなでワイワイ料理したり食べたりできる家のほうが、きっとホッとする。それに、家賃や光熱費、ゴミの量も抑えられるでしょ」とA子さん。「いま引越し資金をためてます」と、目を輝かせる。

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