「社内健診」のウソ、ホント3分で分かる検診結果のポイント日経ヘルス for MEN

年齢とともに、否が応でも健康に関心を持つようになる30、40代。若いころと比べて明らかに変わってきた体形、特に“腹まわり”が気になり、「メタボ」の3文字が頭の中でチラついている人も多いのでは? 新年度が始まり、「社内健診(健康診断)」が行われるこの時期。以下の5つの「Point」と、5つの「Q」についての解説を通じて、その結果を正しく読み取り、自分の体を積極的に健康にする一歩を踏み出そう。

Point 01 身体計測での変動は「肥満度」と「腹囲」に注意

単純に体重だけを見て「太った」「やせた」と一喜一憂するのは無意味。体全体の肥満度を表す指数「BMI」と、メタボの引き金になる内臓肥満かどうかの指針となる「腹囲」に注目。BMIが18.5~24.9なら標準体重。25以上だと肥満。さらに男性の場合、腹囲が85センチ以上だと内臓肥満の可能性が高くなる。

Point 02 「LDL‐C」÷「HDL-C」が2以上なら動脈硬化に注意

脂質の検査結果は、善玉コレステロールと呼ばれる「HDL-C」と、悪玉コレステロールと呼ばれる「LDL-C」のバランスを見ることが大切。LDL-CをHDL-Cの数値で割った値が2以上なら、血液中の悪玉コレステロールが多い証拠。特に内臓肥満が進むと、ゆくゆくは動脈硬化を起こす可能性が高くなる。

Point 03 隠れ糖尿病を示す「HbA1c」の値を見逃すな

「HbA1c」は糖尿病の危険があるかどうかを見る数値。空腹時血糖値と違って、検査前の食事や運動の影響を受けないのが特徴。社内健診が昼食後に行われる場合も含め、糖尿病の項目はこの数値に注目しよう。血糖値が基準値内でもHbA1cが5.2以上だと「隠れ糖尿病」の可能性が高い。

Point 04 総合判定コメントは医師の助言と同じ意味を持つ

上で画像で示した診断結果例では、尿潜血の項目に異常を認めるDがあるため、「再検査」を要することが記載されている。なお、「B 要経過観察」や「C 要注意」の判定でも、今後の対応方法が記される。ここでの内容は、医師の診断と同じ意味があるので、改善を心がけよう。メタボ健診の結果も記載される。

 

Point 05 すべての項目がAでないと、総合判定はAにならない

社内健診では、身体計測(肥満度)、心電図、肝機能、脂質、糖尿病、貧血など項目別にA~Eなどの判定があるが、その中のどれか一つの項目で悪い判定が出ると、その判定がそのまま総合判定になる。よって総合判定がAの人は、全項目オールAの場合のみ。Aの中に1つでもDがあれば総合判定はDになる。