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エコ暮らし

夏休みのお土産選び、「エコ」を賢く使い分け女ゴコロとエコの謎牛窪恵

2011/8/10

エコ暮らし

夏休みシーズン到来。休暇中の旅先での楽しみの一つであり、また頭を悩ませることでもあるのが、お土産選びではないだろうか。ここ数年、私たちのインタビューでは、お土産についてこんなことを言う女性が目立ってきた。

「過剰包装のものは要らないかなって、つい避けてしまう」

「女友達にはエコを感じさせるお菓子が喜ばれる」

お土産でも「エコ」がキーワードになっているようなのだ。しかし、裏にある女ゴコロは複雑だ。

「義理」や「義務」なら簡易包装でお得感を重視

会社員のAさんは旅行や帰省の際、職場へのお土産にはお菓子を買っている。昨年は、「萩の月」の簡易包装版を購入した。言わずと知れた、仙台の銘菓。和装の女性の絵柄が入った小箱が印象的だが、Aさんが買ったのはビニール包装のみのもの。価格も、1個当たり30~40円程度安くなる。

「職場だと結局、1人に1個ずつ配るから、外箱は必要ない。個別の包装も必要最低限でいい。どうせ配ったとたん捨てるわけだから、過剰包装はエコじゃない」とAさん。

主婦のBさんは、バイト仲間への沖縄土産に簡易包装でばら売りの「ちんすこう」を選んだ。「大箱だと、入っている個数と配りたい人数が合わない。必要な個数だけ買えるばら売りのほうが、無駄がなくてエコ」と話す。

土産物菓子類の簡易包装版やばら売りは、以前から「ご自宅用」として販売していた。それが今では、Aさん、Bさんのような女性たちが、職場などでばらして配るために購入しているようなのだ。

ここには、「必要最低限に」「無駄はイヤ」といった女ゴコロが潜む。というのも、どうやら職場でのお土産配りは「暗黙のルール」「義務」と捉えている女性も少なくないからだ。

ある調査でも、「職場の女性同士の間であると思う『暗黙のルール』」について聞いたところ、「旅行に行ったら、必ずお土産のお菓子を買ってくる」が42.8%とトップだった(働く女性のためのポータルサイト「escala cafe」の「みんな、どう思ってる? 20代女子ランキング」、2009年)。

バレンタインデーの「義理チョコ」と似た感覚なのだろう。義理や義務なら「おトク」で「実質重視」がありがたい。だから、簡易包装やばら売りの「エコ」がいい、というわけだ。

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