エンタメ!

エンタウオッチング

自衛隊がエンタ作品に協力、露出増える背景と「効果」 日経エンタテインメント!

2013/7/8

 エンタテインメント界で自衛隊の存在感が増している。2013年4月には、イージス艦の描写やセリフ回し、実際にヘリを飛ばすなど制作に全面協力した『名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)』と『図書館戦争』の2本の映画が立て続けに公開。航空自衛隊の広報室を舞台にしたドラマ『空飛ぶ広報室』(TBS系)も放送された(6月23日終了)。

 現代劇はもちろん、第二次世界大戦時の旧日本軍を扱うものなど、これまでも自衛隊がエンタテインメント作品に協力する機会はあった。2009年から3年に渡って放送されたドラマ『坂の上の雲』(NHK)、2011年公開の映画『聯合艦隊司令長官 山本五十六』(東映)などが記憶に新しい。

■震災を機に関心が高まる

防衛省内には、劇場版『名探偵コナン』と『空飛ぶ広報室』のポスターが各所で飾られている。航空自衛隊では『空飛ぶ~』で綾野剛ふんする広報官のように、テレビ局などへ企画を売り込むこともあるという

 だが、「近年は協力する企画の幅が広がっている」と、陸上・海上・航空各自衛隊の広報室は口をそろえる。バラエティ番組や情報番組が自衛隊員に密着したり、装備を紹介したりと、自衛隊が前面に出る企画も増えてきた。

 契機は2011年の東日本大震災だ。被災地での救援活動の様子が報道され、自衛隊への関心が高まった。「それまでは模型誌やミリタリー誌といったニッチなメディアが中心だったが、幅広い層に向けた“一般メディア”の問い合わせが増えた」(陸上自衛隊広報室)。企画書を検討し、政治性や公共性に問題がなく、広報効果があると判断すれば協力依頼を受けるという。

エンタメ!新着記事

ALL CHANNEL