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続々誕生、新たな「スペシャリスト職」を意識しよう

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日経ウーマンオンライン
終身雇用制度が崩れ始め、誰もが「自分らしい働き方」を模索する時代がやってきました。私たちの働き方はこれからどのように変わっていくのでしょうか? リクルートキャリア特別研究員の海老原嗣生さんに働き方の未来予測について、話をお聞きしました。

前回の記事で、今後、年収600万円台くらいで働く"ミドルスペシャリスト"が増えるのではないかというお話をしました。スペシャリストというと、特別でハイパーな技術のことを指すと考えている方が多いですが、それは違います。品質管理や営業といった個人の力を示すのです。

今回は具体的な事例をいくつかご紹介しましょう。

例えば、不動産建託の営業の場合、月額固定給は15万円~20万円程度です。1件成約すると、成功報酬で200万円くらいもらえるという報酬体系を見かけます。ところが若手の未経験者はほとんど売れないので、年収200万円台でとんでもない長時間労働を強いられることになります。ここへ、人材紹介会社で中小企業の経営者に対して提案型の広告営業の仕事をしていた40代の人が転職するとします。すると、年収600万~800万円台くらいの報酬を得ることは難しくありません。これが「個人力」です。実践の中で磨かれてきた営業力、提案力が生きるわけなんですね。

大手の不動産会社でも、不動産の積算評価をひたすら行う年収600万円台の専門職種を設けているところもあります。

ある程度、業務内容を固定化して、それによって年収は600万円止まりだけれども、終業時間がきたらさっさと帰る――そうしたワークスタイルが生まれつつあります。

もう一つ事例をご紹介しましょう。小売り業界での事例です。大型のショッピングモールの運営においては、店舗の売り上げ管理や販売支援をする仕事が重要になります。新卒で入社した総合職の人をそうした業務につけると業務内容と賃金とのバランスが見合わなくなることがあります。

同期入社の別の社員は本部で、店舗そのものの開発業務などのより難易度の高い業務についているケースがあるわけです。そうすると、年次と業務内容と、賃金とのバランスが取りにくくなる。そこで最近生まれている事例が、店舗管理だけを専門に行う職種を設けているのです。

そういった仕事につくのは、もともと小売りや飲食の世界で店長、副店長をしていた人たちです。長時間、休みなく働くハードワークからホワイトカラーに転換したいと思ってもこれまではその手段がなかった。ところがこうした職種ができると、夢の土日休みとなり、スーツ姿で、初任年収400万円、頑張れば600万円も夢ではない。店舗運営のノウハウをしっかり学んでいれば、こうしたミドルキャリアを手に入れることができるのです。こうしたケースは枚挙に暇がありません。

特定の業界で現場でしっかり経験を積んでいれば、それがキャリアにつながっていく。800万円、1000万円といった年収には手が届かないかもしれないし、一生ヒラ社員かもしれないけれど、400万円~600万円程度の年収を手に入れることはできる――そんな働き方が生まれつつあることを知ると、自らのキャリアの組み立て方もまた違ってくるのではないでしょうか。

この人に話を聞きました

海老原嗣生さん
リクルートキャリア特別研究員。大手メーカーを経てリクルートエージェント(現リクルートキャリア)入社。人事制度設計などに関わった後、リクルートワークス研究所へ出向し、「Works」編集長に。現在、(株)ニッチモ代表取締役。人事・経営誌「HRmics」編集長。主な著書に『雇用の常識 決着版「本当に見えるウソ」』『女子のキャリア』(いずれも筑摩書房)などがある。

(ライター 田中美和)

[nikkei WOMAN Online 2014年4月30日付記事を基に再構成]

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