マネー研究所

カリスマの直言

長期投資の入門者になろう(澤上篤人) さわかみ投信会長

2013/7/14

撮影:竹井俊晴

5月の「さわかみファンド」は、基準価額を大きく伸ばしたものの、月末にかけて調整局面を迎えた。まあ、半年間で70%もの急上昇を遂げたこともあり、いつスピード調整があってもおかしくはなかった。別に驚きはしない。

どんな上昇相場でも、幾度となく調整局面を経ながら、より大きな相場に育っていくもの。一本調子の上げ潮なんてのは長続きしない。ちょうど、竹が節をつくって強くなっていくように。

もちろん、長期投資家にとって調整局面は、ごきげんの買い増し場面となる。銘柄選別さえしっかり進めておけば、買いをためらったり恐れたりすることは何もない。

■株式投資入門者も、見よう見まねで長期投資を始めよう

「日経マネー」誌2013年8月号の特集は、優待株で入門者に株式投資の面白みを知ってもらおうとのこと。それはそれとして、このコラムでは株式投資の入門者に、ひと味もふた味も違った投資のアプローチを紹介しよう。

何をするかって? 当然のことながら、株を買ってもらうよ。ただしだ、その買い方にひと工夫を凝らすことになる。

どんな工夫? 株主になってみたいと思う企業を選ぶ方法に、工夫のミソがある。例えば、就職試験で見事にハネられた企業に、そのリベンジとして株主となってやるのだ。

一人の従業員として雇われるのではなく、その企業のオーナーになる。愉快だと思わない? オーナーとなって、その企業のビジネスが大きく成長発展するよう、熱く応援するのだ。もちろん就職のリベンジに限らず、もともと好きな企業を熱烈応援するのでも構わない。

応援する以上は、皆が売っていて株価が安値に低迷しているときほど、応援しがいがあるはず。その典型が暴落相場や、その後の低迷相場だろう。

そういった、皆が見捨てているときにほんのちょっとで構わないから応援したい企業の株を買ってみる。投資とか考えず、ひたすら応援するつもりでね。

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