フランス料理の神髄に触れる食を愉しむ旅(6)ナショナル ジオグラフィック日本版

~フランス パリのオートキュイジーヌ

「ル・ムーリス」のダイニングルーム。デザイナーのフィリップ・スタルクがベルサイユ宮殿の「平和の間」にヒントを得て改装した(c) Restaurant le Meurice

誰もが認める世界の高級料理の都で、ミシュランの3つ星レストランをめぐってみよう。

ミシュランの星の数は東京の方が多いかもしれないし、ニューヨークやロンドンの方が変化に富んだ料理があるかもしれない。それでもやはり、オートキュイジーヌ(高級料理)の最高峰といえばパリだろう。その頂点に立つのが、パリに10店しかない、ミシュランの3つ星レストランだ(本書が発売された2009年時点)。

それぞれの店はスタイルこそ異なるものの、パリで最高の料理を作り出そうとする情熱の点では共通している。

10店のうちで一番堅苦しくないのが「アストランス」。シェフのパスカル・バルボは、毎日市場へ出かけて最高の食材を手に入れ、新しいメニューを作り上げる。ルーブル美術館にほど近い「ル・ムーリス」のダイニングルームは美しいベルエポック調だ。シャンゼリゼ通りをはずれた「ルドワイヤン」とブローニュの森の「プレ・カトラン」は緑の多い場所にある。

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