市場で楽しむ食べ歩き食を愉しむ旅(5)ナショナル ジオグラフィック日本版

食べもの好きの旅行者にとって、異国情緒あふれる食文化に触れ、現地の人とのやりとりができる市場歩きは欠かせない楽しみ。「世界の食を愉しむ旅」第5回は、クアラルンプール、バルセロナ、オールドデリーの市場を歩く旅です。

~マレーシア ラマダンの市~

1日の断食が終わる頃、整然と盛りつけられた串焼きが空腹の買い物客を誘う(c)Teh Eng Koon/AP/Press Association Images

ラマダンの時期、クアラルンプールに出現する路上市は、最高のマレー料理を味わえるレストランになる。

ラマダン(断食月)の時期、マレーシアの首都、クアラルンプールは路上市の楽園に変わる。日中は食べ物を断つイスラム教徒をあてこんで、駐車場や路地、歩道のいたるところに何十という市が出現するのだ。

毎日午後3時半頃になると、プロの料理人や腕に覚えのある主婦たちが、ポピア(くずいもと人参を詰めたチリソース味の春巻)、クエ・タラム(ココナツミルクをベースにした餅)、ブブル(香辛料をきかせた肉入り粥)などをテーブルに山盛りにする。

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