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婚活紹介サイト「人気者」ゆえの落とし穴 30代女子リアル婚活物語(3)

2013/5/23

婚活をした女性たちが、婚活を通じて、幸せになったかどうか。何を得て、何を失ったのか――。『婚活難民』の著者にらさわあきこ氏がレポートするこのコラム。前回から引き続き登場するのは、インターネット紹介サービスを使って婚活をする、都内ひとり暮らしの山下聡美さん。「友達の勧めで、インターネットの紹介サービスを利用して婚活を始めると、申し込みをした翌日には、自分を「お気に入り」にしてくれている人が60人もいたという。

■「学歴や収入にこだわる人」が多い理由

山下聡美さんが入ったインターネット紹介サービスは、入会をした最初の1カ月、お試し期間で無料になっていた。「その1カ月で決めよう」と、彼女は決心をしていた。

「最初の1週間で、およそ100通のメールをもらったんですね。といっても、私がもてたというよりは、私の希望する条件が緩かったためだと思います。だって、私は顔や学歴にこだわりがほとんどないですから。単純に希望に該当する男性が多かったんだと思います」

彼女がこだわるポイントは2つ。

「感性が近いかどうか」と、「休日の過ごし方が同じかどうか」。

しかし、その緩さにこそ、落とし穴があったと彼女は振り返る。

(イラスト:島内美和子)

「私の求める条件というのは、会ってみないとわからないものなんですね。だから、できるだけ大勢に会おうと最初は決めていたんです。でも、候補者があまりにも多いと、人って不思議なものですね。条件のいい人から順に、会っていきたくなるんです。私、学歴になんかまったくこだわってなかったのに、気がつけば、東大卒や京大卒の人にばかりメールを返していました」

「なるほどねー」と私は思った。

確かに100人も候補者がいて、1カ月以内で決めたいとなると、何か基準でも設けない限り、選別が難しくなるのだろう。しかも、その基準が彼女のように、「感性」や「休日の過ごし方」となると、あいまい過ぎて絞るのが難しくなるというのもわかる。

(だから、結局は学歴や収入がクローズアップされるのか)

と、私はいたく納得した。

結婚したい女性たちが、それほどにも学歴や収入にこだわっているのではないことを、私は取材を通じて知っている。実際には「思いやりがあること」や「感性が合うこと」をより上位に求める人のほうが多い。けれど、思いやりや感性は、数字で測ることができない。だから、検索システムからはこぼれ落ちてしまうのだ。

そして、こうした検索システムは、学歴や収入にそうこだわっていない女性たちをも、こだわっているように見せかける。だからマッチングがうまくいかないと、「女性が高望みをしているから」となる。

だけど、女性は本当は、高望みなんてしていない。自分に合う“ただひとりの男性”を探しているだけなのだ。

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