小さな判断の積み重ねが、味を左右する。醸造家になって7年。技術的なことはおおむね自分で判断できるようになった。それでも迷った時に頼りになるのは父、茂計さんだ。長年の知識と経験から答えを導く姿に「将来は私もあのくらいどっしりと構えなきゃ」と自身を重ね合わせる。茂計さんも「いいワインを造る、なかなかの技術の持ち主」と彩奈さんに一目置くが、「早く孫の顔が見たいね」ともポツリ。仕事に熱中するあまり、いっこうに結婚する気配のない娘を心配する父親の顔も見せる。