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職場の知恵

緑のカーテン育成… ユニークな職場対抗戦の狙い仕事にプラス?

2014/5/7

職場の知恵

近ごろ職場に意外な対抗戦が広がっているらしい。環境保全活動や男性の育児参加……。会社の方針といわれれば抵抗を感じる向きもあるが、職場対抗なら競争心がわき上がる。表彰まで受けられるとなれば、同僚同士の結束が強まり、仕事にもプラスになるとか。競う社員らの姿を追った。
テレビ朝日が昨年実施した「職場対抗 緑のカーテン育成合戦」(東京都港区)

「昨年は油断して準優勝に甘んじた。今年はリベンジする」。テレビ朝日技術局で働く飯岡茂弘さん(51)は、6月から始まる「第2回職場対抗 緑のカーテン育成合戦」に向け、闘志をあらわにする。同社は昨年6月から9月まで、東京・六本木の本社屋上で第1回を開催。報道局やアナウンス部など13部局がチームを作り、計100人ほどが、苗を提供したサカタのタネの指導を受けながら、緑のカーテン作りに挑んだ。

栽培するのはプランターに苗植えしたゴーヤ、キュウリ、ミニメロンなど。優勝を目指し、参加者は普段持ち慣れたカメラやマイクをスコップと収穫バサミに持ち替え、作業に精を出した。通路に沿った緑のカーテンの成長具合は、チーム成績のグラフのよう。競争心も日に日に高まり、毎日水やりや追肥を欠かさない職員も多く現れたという。

節電対策の効果も上々。カーテンに面した約40メートルの通路の室温は、例年と比べおおむね4度低下し、社員の意識も一段と高まった。8月末の成績発表は収穫物を賞味しながら盛り上がり、今年の開催もすんなり決まった。

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企画した総務部長の松本仁司さんは「それぞれの職場が省エネをテーマに団結力を高めた」と、想定以上の効果を前向きに受け止める。

環境対策や仕事と家庭生活の両立……。昨今の職場は仕事以外にも社会的責任として、同僚同士で取り組まなければならないことが増えている。それをルールとして押しつければ、職場の雰囲気は堅苦しくなるばかり。解決策の一つとして広がり始めたのが、職場対抗戦だ。

静岡市内が主な営業基盤の静清信用金庫が2009年度から行っているのは、職場のゴミ削減など環境対策の対抗戦。全42店を対象に取り組みを競い、熱心な支店を年一回表彰する。

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