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3つ星スイーツ

3つ星登場 優雅な香り、大人のブランデーケーキ

2013/10/31

●ちなみに――ワインのように時間で風味が変化

何とも言えない上品な香り。口いっぱいに広がるスイーツの優雅な味わいは洋酒の使い方に秘訣がある場合が多い。お菓子に少量加えるだけで、豊かな風味になる。ラムやブランデーのほか、サクランボが原料のキルシュやかんきつ系のコアントロー、グランマルニエなどがよく使われる。

ブランデーはフルーツを発酵・蒸留したお酒の総称だが、お菓子に使う場合はブドウで作ったものを指すことが多い。美しい琥珀(こはく)色と濃厚な香りはほろ苦いチョコレートやドライフルーツの洋酒漬けとも相性がよく、大人の味わいに変身させてくれる。

アルコール度数が高く殺菌力もあるので、お菓子の保存性を高める効果もある。今回紹介したブランデーケーキも、焼き上げてからお酒を染み込ませ1週間ほど熟成させている。開封しても数週間は日持ちする。コルクを開栓した後のワインのように、時間を追って変化する味わいを感じるのも楽しみ方の一つ。時がおいしくしてくれるケーキだ。

(佐々木たくみ)

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●専門委員の横顔(五十音順)

下井美奈子さん

1973年生まれ。実家の母が菓子教室講師ということから、子どもの頃からスイーツの食べ歩きや菓子作りを行う。一般企業を退職した後、パリの料理学校「リッツ・エスコフィエ」で料理・製菓の資格取得。またパリの製菓料理学校「ル・コルドン・ブルー」「ルノートル」で学び、2年間のロサンゼルス在住中にも各国の製菓・料理を習得。情報サイト「オールアバウト」では立ち上げの2001年から、スイーツガイドを担当。多数のメディアで洋菓子情報を紹介するほか、商品開発、レシピ提供を行うスイーツコーディネーターも務める。共著に「TOKYO美食パラダイス」など。

下園昌江さん

1974年生まれ。大学卒業後、専門学校やパティスリーで製菓の技術や理論を学んでおり、製法にも詳しい。菓子の食べ歩き歴は15年。近年は特にフランス菓子に力を入れ、フランスを巡るツアーや焼き菓子を中心とした菓子教室も開催。監修本に「とびきりスイーツ見つけた!」。ウェブサイト「Sweet Cafe(スイートカフェ)」主宰。

平岩理緒さん

1975年生まれ。小学生のとき、訪れたデパートでスイーツの魅力に目覚める。大学卒業後、食品会社のマーケティングに携わる。2002年、テレビ東京の番組「TVチャンピオン」デパ地下選手権での優勝を機に、食の情報発信を本格化。退社後はフリーのフードコーディネーターとして活躍中。月に食べる菓子は100種類以上。和菓子店での勤務経験もあり、和、洋菓子全般に詳しい。著書に「アフター6のスイーツマニア」(マーブルトロン)。コミュニティーサイト「幸せのケーキ共和国」主宰。

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