激化するアジアのアート競争 日本がとるべき戦略は

2014/5/30

小山 私はそこまで楽観的に考えられないけど、日本人は買うことが好きというのは根底にある。資産よりも生活に取り入れるのが得意なので、ジュエリーや工芸などはその趣向に合っていますね。大きな市場を生むかどうかは別にしても(活性化の)始まりにはなるのではという気はします。

また、日本に数ある美術館は、国内外の名品をたくさん持っています。それを1つの美術館でまとめて見せられたら、海外に発信できる大きな力になるだろうと思います。

塩見 皆さんが指摘したように日本には多くのリソースがあります。将来を見据えてそれらを活用していくことが、市場や文化を発展させていく上での課題といえるでしょう。

(構成 生活情報部 柳下朋子)

[4月1日のNIKKEIアート・プロジェクトセミナー第3回「アートの経済学:アジア現代アート市場の最新状況」の内容を再構成]

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