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3つ星スイーツ

2013/11/28

3つ星スイーツ

●ちなみに――世界に広がるヨーロッパの伝統的菓子

今回取り上げたのはヨーロッパの5カ国のクリスマス菓子。多くに共通するのは、お酒を使った濃厚な味わいで、ドライフルーツやナッツなどの保存食がたくさん使われていることだった。これは、昔のヨーロッパでは、お菓子が修道院で作られていたことと無縁ではないだろう。当時の厳しい冬の修行中、栄養分が豊富に含まれたドライフルーツをキリストの生誕を祝うクリスマスシーズンに食べることは大変なぜいたくだったに違いない。

今回紹介したクリスマス菓子以外にも、ドイツやスイス、オーストリアには蜂蜜入りのビスケット生地で作る「レープクーヘン」、フィンランドにはパイ菓子「ヨウルトルットゥ」、フランスには切り株の形をした「ブッシュ・ド・ノエル」などがある。国境を超えて広まったのはイタリアのパネトーネ。ブラジルなどでも多く食べられており、これは、イタリアから南米に移住した人によってもたらされたそうだ。今年のクリスマスは各国のクリスマス菓子を味わいながら、その歴史を知るきっかけにするのもよいのでは。

(岸田幸子)

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●専門委員の横顔(五十音順)

下井美奈子さん

1973年生まれ。実家の母が菓子教室講師ということから、子どもの頃からスイーツの食べ歩きや菓子作りを行う。一般企業を退職した後、パリの料理学校「リッツ・エスコフィエ」で料理・製菓の資格取得。またパリの製菓料理学校「ル・コルドン・ブルー」「ルノートル」で学び、2年間のロサンゼルス在住中にも各国の製菓・料理を習得。情報サイト「オールアバウト」では立ち上げの2001年から、スイーツガイドを担当。多数のメディアで洋菓子情報を紹介するほか、商品開発、レシピ提供を行うスイーツコーディネーターも務める。共著に「TOKYO美食パラダイス」など。

下園昌江さん

1974年生まれ。大学卒業後、専門学校やパティスリーで製菓の技術や理論を学んでおり、製法にも詳しい。菓子の食べ歩き歴は15年。近年は特にフランス菓子に力を入れ、フランスを巡るツアーや焼き菓子を中心とした菓子教室も開催。監修本に「とびきりスイーツ見つけた!」。ウェブサイト「Sweet Cafe(スイートカフェ)」主宰。

平岩理緒さん

1975年生まれ。小学生のとき、訪れたデパートでスイーツの魅力に目覚める。大学卒業後、食品会社のマーケティングに携わる。2002年、テレビ東京の番組「TVチャンピオン」デパ地下選手権での優勝を機に、食の情報発信を本格化。退社後はフリーのフードコーディネーターとして活躍中。月に食べる菓子は100種類以上。和菓子店での勤務経験もあり、和、洋菓子全般に詳しい。著書に「アフター6のスイーツマニア」(マーブルトロン)。コミュニティーサイト「幸せのケーキ共和国」主宰。