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リサ40代、リンダは…名前で分かる? 米女性の年齢 編集委員 小林明

2013/3/29

前回に続いて、今回は米国の名前の流行の女子編。

男子と同様に、女子にも流行の変遷がある。後ほど解説するが、変遷のサイクルも、実は日本とほぼ同様に10年周期だということが分かる。また男子に比べて女子の方が、名前のはやりすたりが激しいのも特徴。ピークの時期がはっきりしているので、男子よりも生まれ年などを推測しやすいかもしれない。

■ソフィア・イザベラ・エマの過渡期

表1は2011年に米国で生まれた赤ちゃん(女子)の名前ランキングのトップ20(米社会保障庁調べ)。上位3位はSophia(ソフィア)、Isabella(イザベラ)、Emma(エマ)。過去4年間、首位がEmma(エマ)→Isabella(イザベラ)→Sophia(ソフィア)の順で激しく入れ替わっている。過渡期に差し掛かっているようだ。

首位のSophia(ソフィア)はもともとギリシャ語で「知恵」という意味。06年に9位とトップ10入りして以来、6位(07年)、7位(08年)、4位(09年)、2位(10年)と着実に順位を上げてきた。中年以上の日本人にはイタリア人女優、Sophia Loren(ソフィア・ローレン、1934年生まれ)がよく知られている。やや古風で高貴な印象が強いが、11年には最も人気の高い女子の赤ちゃんの名前になった。変化形のSofia(ソフィア)も26位から19位に上昇。「ソフィア人気」を裏付けている。

表1

■欧州風の古風な名前が復活?

2位のIsabella(イザベラ)は、Elizabeth(エリザベス)のスペイン語形Isabel(イザベル)から派生した名前。04年以降、ずっとトップ10圏内を維持する安定した人気を誇る。3位のEmma(エマ)も03年以降、トップ3を維持。米テレビドラマ「フレンズ」の主人公が娘にEmma(エマ)と名付けたのも、この人気と無関係ではないだろう。

4位のOlivia(オリビア)はolive(オリーブ)が語源。シェークスピアの喜劇「十二夜」で伯爵令嬢として登場する。ちなみに11位はElizabeth(エリザベス)。「欧州風の古典的な名前が復活している」(米紙「USA TODAY」)という分析もある。

「―a」で終わる名前の人気が高い傾向もある。「―a」で終わる名前が上位5位を占めている状態が09、10、11年の3年間続いている。新たな流行と言えそうだ。

さて、過去100年(1912~2011年)の人気ランキングの推移を分析してみると、さらに興味深いトレンドが浮かび上がってくる。

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