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親が子どもの婚活に介入 やってはいけない3つのこと

2012/8/27

「我が子は結婚できるのか……」。未婚の30~40代の親たちの間で、子の将来への焦りが強まっている。40代前半の未婚率は男性29%、女性17%という現状。親と同居し経済的に依存するケースが少なくないことも不安に拍車をかける。自立のためにも親は子の結婚を後押しすべきか、それとも信じて見守るべきなのか。

■息子の給料知ってアタマ抱える

「近所にも40、50代の独身男が多い。息子の行く末を見るようで気がめいる」。栃木県に住む60代のA子さんはため息をつく。息子が30歳を過ぎたころに大げんかをした。「いつ結婚を考えるの」「35」「すぐ40になっちゃうよ」。35歳になった時には結婚相談所に無理やり入会させたが、一向にやる気を見せない。「進展は?」「ない!」

勤め先から帰るなり自室でゲームに没頭。そんな息子の給料を先日初めて知り、あまりの安さに驚いた。結婚に腰が引けている理由はこれか。半ば諦めつつ心を痛める。

2010年の第14回出生動向基本調査によれば、30代未婚者の75%、40代未婚者の64%が親と同居している。一方で50歳までに一度も結婚していない人の割合を示す生涯未婚率は男性で20%、女性で11%に達した。1975年には男性2%、女性4%だった。

「かつては小遣いを確保するためのパラサイトシングルが多かったが、今は親の家と年金に頼らないと暮らせない未婚者が増えている」と家族問題に詳しい中央大学の山田昌弘教授は言う。その親たちは自分が亡くなった後を心配し、結婚に踏み出さない子に代わり婚活を考えるわけだ。

■否定的と肯定的が拮抗

確かに思い悩む親は多い。日経生活モニターに「親の婚活」が必要か聞いたところ、否定的な回答46人に対し、43人が肯定的な回答を寄せ、ほぼ拮抗する結果となった。肯定的な声としては「親の婚活は必要悪。もっとも親同士が意気投合し子も一緒になれるなら、悪いことではない」(神奈川県、40代男性)、「子が納得するなら親が婚活することに問題はない」(千葉県、50代男性)などがあった。

ただ、どこまで親が関与するかは判断が難しいところ。IBJ(東京都千代田区)が運営する結婚相談所、日本ブライダル・コミュニティー(NBC)の主任カウンセラー、岩佐史子さんは「親が後押しできるのは入会まで。その後はしゃしゃり出ない方がいい」と話す。せっかくの話を親が壊す場面を、いくつも見てきたからだ。

子のために良い人を探したい。こうした要望に応じ、親同士の見合いの場を設ける結婚相談所は増えている。

7月22日、結婚相談所大手のツヴァイが東京・日比谷の本社ラウンジで開いた交流会に集まった親は54人。父親の姿も目立つ。参加者の子の年齢や出身大学、職業、身長などが記されたリストを頼りに、持参した子の写真やプロフィールをアピールする姿からは、熱意がひしひしと伝わってきた。

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