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朝・夕刊の「W」

元CA・OL… 新たなビジネス、私が創る

2014/2/22

 日本政策金融公庫総合研究所が昨年実施した女性の起業に関する調査では、直近5年の起業家に占める女性割合は13%。ただ、顧客の大半が女性と答えた人は46%(男性起業家では21%)、女性従業員の割合も62%と男性が経営する企業の50%を上回った。女性のニーズに応え、就業機会を広げるためにも女性起業家の社会的意義は大きい。

アパレルブランド「ケイミー」を立ち上げた毛見純子さん

 家で洗濯できる3万円台のオシャレな仕事着。30~40歳代向けブランド「ケイミー」は多くの働く女性が愛用する。商品企画のきっかけはマオジェンワークス(東京・中央)の社長、毛見純子さん(37)の身近な不満にあった。

 呉服屋を営む祖母を見て育った。「世の中に事業で貢献したい」。ベネッセコーポレーションなどでビジネススキルを身に付け、07年に31歳で独立。コンサル業務を経て、11年春にアパレル事業を立ち上げた。

 「オシャレで楽なビジネス服が少ない」と感じていた。「伸縮性のあるジャージー素材で花柄やパステルカラーのワンピースを作れば人気が出る」。都心の店を確認すると高級ジャージー素材はわずか3着、しかも7万円前後。価格を抑えれば勝負できると判断した。

 ただ、アパレル業界は門外漢。交流サイト(SNS)の掲示板でパタンナーと接触、縫製工場は人づてで決めた。ゼロから勉強し、デザインも自分で手掛けた。

 11年、銀座に開店。SNSの専用ページでブログを更新し続けた。大手百貨店の担当者には代表番号から約束を取り付けた。事業開始から3年目で年商は1億5000万円に。将来は日本発のブランドとしてアジア進出を狙う。「働く女性を服を通じて応援したい」

(中藤玲、斉藤美保、栗原健太、小山隆史)

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