出世ナビ

職場の知恵

専業主婦にリフレッシュ保育 育児ストレスを解消

2014/1/22

専業主婦向けのリフレッシュ保育が広がっている。買い物や自己啓発など、理由を問わずに乳幼児を預かってもらえる。地縁が薄れ、専業主婦は家庭で孤独に陥りがちで、子育てはストレスもたまる。わずかな時間でも子どもと離れて気分転換を図ることが、改めてやさしく向き合うための活力源になっている。

■利用理由は不問

「いい子にしてた?」。平日の午後3時半、名古屋市東栄保育園(瑞穂区)に専業主婦のA子さん(39)が2歳の長女を迎えにやってきた。この日は朝9時半に子どもを預けると、病院へ行き、買い物も楽しんだ。

夫と3人暮らし。昼間は長女と2人きりだ。「ときには羽を伸ばしたい。1年で10回ほど預けた。気分転換で気持ちに余裕もでき、預けた後はいつも以上に優しくできる」と話す。

名古屋市は2012年、専業主婦を対象に「リフレッシュ預かり保育」を始めた。公立保育園の中で毎日約10園が1日2人の枠を確保し、専業主婦の子どもを預かる。12年度は約4千人が利用。今では月初の予約受け付けと同時にほぼ定員が埋まる。

保育園は通常、保護者の就労が利用条件だが、リフレッシュ保育は理由を問わず、確認もしない。買い物や美容院、友達とのランチなど、利用者は様々な目的で子どもを預ける。「都市部では子どもを気兼ねなく頼めるご近所さんもいない。息抜きする機会を提供したい」(名古屋市保育運営課)と説明する。

千葉県浦安市は11年に専用施設「保育室ゆるり」を開設した。定員は15人。予定のある日だけ利用する単発保育のほか、週3日まで決まった曜日に子どもを預ける定期利用も可能だ。

専業主婦の岡尾稚奈さん(29)は週3日、9時から13時まで息子(3)を預ける。再就職に向けた勉強が目的だ。出産をきっかけに仕事を辞めた。臨床心理士の資格を取り、もう一度働く計画。資格は大学院でなければ取れないので、まずは入試に備え受験勉強をしている。「子どもが一緒だと集中できない。かといって夜は育児で疲れて子どもと一緒に寝てしまう。昨年から利用を始め、生活にメリハリもできた」と喜ぶ。

出世ナビ 新着記事

ALL CHANNEL