太陽光発電「我が家の発電効果」ネットで公開

太陽光発電装置を自宅に設置した人のネットワークが広がっている。ブログで毎日発電実績を発信しあったり、ネットの専門サイトで情報交換をしたり。太陽光発電の口コミの輪だ。7月から自然エネルギーの新たな買い取り制度が始まり、導入を考えている人にも、利用者が発信する情報は強い味方になりそうだ。
太陽光パネルの発電量などを掲載している中川善樹さんのブログ。このほか地域への情報提供も続けている

「午前中は厚い雲がかかって太陽が隠れていたため、30キロワット時は超えなかったけど、よく発電してくれました」。コメントとともに、その日の発電量や電力会社に売った量を示すモニターの写真が掲載されたブログ「太陽の恵み」。神奈川県横須賀市在住の坂部純一さん(47)は毎日、自宅の太陽光発電の効果のほどを公開している。

坂部さんが装置を自宅に設置したのは昨年5月。東日本大震災と原発事故を受けた計画停電の対象に職場が含まれ、電気の大切さを思い知ったことがきっかけだった。

「みんなで太陽光発電をすれば原発を減らせるのではないか、という思いもあった」。設置費用は約300万円で、うち35万円ほどは国や自治体の補助金でまかなった。

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導入を決める際、同じような他の利用者のブログを参考にしたので「自分も」と、設置当初からブログを始めた。ブログへの書き込みがきっかけで知り合い、情報のやりとりをする人も増え「交流を楽しんでいる」と坂部さん。

太陽光発電装置をつけると、情報を発信したくなる――。そんな法則があるかのように、太陽光発電に関するブログは増え続けている。ポータルサイト「にほんブログ村」に登録する環境関係のブログのうち、太陽光発電がらみのものは約430サイトと最も多い。その多くは毎日の発電量や天気、売電でどのぐらいお金が入ったかなどを利用者たちが公表しているものだ。

太陽光発電の見積もりサイト「グリーンエネルギーナビ」の運営会社、アイアンドシー・クルーズ(東京都港区)の上村一行社長は「節約する主婦が家計簿をつけるのと一緒。節電すると余った電力が売れるので、毎月どのくらい売電が増やせたか、“発電通帳”をつける感覚だ」と解説する。

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