いわさきちひろ「白いぼうし」アートについて話そう!

2013/11/14
いわさきちひろ「白いぼうし」 1968年、鉛筆、水彩・紙、9.5×15.4センチメートル、「小学国語5年上」(光村図書出版)より

ひらひらと宙を舞う大きな白いチョウ。運転手のような制服姿の男性は驚いた表情でそれを見つめ、帽子を手にしている。あの帽子の下から突然、飛び出したのだろうか。赤い絵の具がにじむ背景からは、チョウが羽ばたく躍動感と共に、自由になった喜びが伝わってくる。さて、あなたはどう見ますか。

▼作家プロフィル

1918年福井県武生市(現・越前市)に生まれ、東京で育つ。藤原行成流の書を学び、絵は岡田三郎助、中谷泰、丸木俊に師事する。49年、紙芝居「お母さんの話」を出版し、翌年文部大臣賞受賞。50年に結婚後、長男を出産。下石神井(東京・練馬)に自宅兼アトリエを建て、9千点を超える作品に子どもたちの様々な姿を描いた。74年、肝がんのため死去。

▼ここで見られます

ちひろ美術館・東京(東京都練馬区)で開催中の「ちひろと初山滋―永遠のコドモ―」展で「白いぼうし」を展示している(2014年1月31日まで、www.chihiro.jp/tokyo)。

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