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蓮・結衣の時代が到来? 赤ちゃんの名前に10年周期 編集委員 小林明

2012/12/14

2012年生まれの赤ちゃんの名前の人気ランキングがこのほど明治安田生命保険から発表された。

トップだった名前は男子が「蓮」、女子が「結衣」。

「ほぼ10年ごとに流行の名前が変わる」という過去の“法則”に従えば、今年は「蓮」と「結衣」の新時代が到来した節目になる可能性があるようだ。一方、ランキングの顔ぶれを見ると、今年ならではの様々な変化や特徴なども浮かび上がる。それぞれ資料を参照しながら読み込んでいこう。

■辰年にちなんだ名前は「竜」→「龍」

表1表2は男女のランキング上位の名前である。

表1

男子のトップ3は「蓮」「颯太」「大翔」。

「蓮」と「大翔」は昨年1位。「颯太」は昨年3位。今年4位だった「大和」(昨年4位)も含めて、いずれも近年、高い人気を維持する名前がランキング上位を占めているのが分かる。今年は辰(たつ)年だったという影響から、9位に「龍生」がランクインしたのも目立つ。

上位の名前では、「大」「太」「翔」などの漢字がよく使われる傾向がある。これらは安定感があり、スケールが大きく、飛躍するというイメージが強い。一方、名前の読み方については3音で、具体的には「○○た」「○○き」「○○と」「○う○」――というパターンの人気が高いようだ。

干支(えと)にちなんだ名前を見ると、9位の「龍生」のほかに、31位に「龍之介」、72位に「龍希」「龍成」「龍星」が100位以内に入っている。いずれも「龍」を使った名前ばかり。ところが、12年前の辰年(2000年)のランキングを見ると、7位に「竜也」、10位に「竜」、18位に「竜生」と「竜之介」、27位に「竜一」と「竜太郎」が100位以内に入っている。いずれも「竜」を使った名前ばかり。「龍」を使った名前は1つも見られない。

つまり、この12年間で使う漢字が「竜」から「龍」に大きく変化したというわけ。「字体のイメージが与える重厚感、どっしり感が好まれたのではないか」。明治安田生命保険の担当者はこう推測している。

■「心」(こ・ここ・み)が躍進

表2

女子のトップ3は「結衣」「陽菜」「結菜」。

「結衣」は昨年3位、「陽菜」は昨年1位、「結菜」は昨年5位。今年4位だった「結愛」(昨年1位)も含めて、やはり近年、高い人気を維持する名前がランキング上位を占めているのが分かる。上位の名前では、「結」「愛」「菜」などの漢字がよく使われる傾向がある。これらは、人間関係や自然志向などを感じさせるイメージが強い。

一方、今年、特に増えてきたのが「心」。

4位に「心春」、7位に「心愛」、9位に「心咲」が入った。

「心」は「こころ」という読みの頭文字から「こ」や「ここ」と読ませることが多い。たとえば「心春」だと「こはる」などと読ませる。夫婦で人気タレントの木村拓哉さんと工藤静香さんが2001年に授かった長女に、「美しい心に育つように」との願いから、「心美(ここみ)」と名付けたことがブームのきっかけとなったとされる。

「心」は「み」と読ませる場合もある。たとえば、「心咲」だと「みさき」などと読ませる。

同様に、読みの頭文字から、「愛」は「あ」、「咲」は「さ」、「春」は「は」と読ませることもある。例えば、「心愛」だと「ここあ」や「みあ」、「心咲」だと「みさ」などと読ませる。

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