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耳寄りな話題

2011/8/16

耳寄りな話題

都内に暮らしているタヌキの子ども(左)とお父さん(宮本拓海さん提供)

タヌキは春に巣穴で子どもを産み、夫婦で仲良く子育てする。子どもたちは晩秋に独立していく。里山ではほかの動物が掘った穴を巣穴として利用しているが、東京では、線路脇などの側溝や寺社の床下などを使っているという。昼間は巣穴で寝ており、夕方以降、人のいなくなった緑地公園や寺社などで活動し始める。警戒心が強いので、人の近くに来ることは少ない。万一遭遇しても、太ったネコと勘違いして、見過ごされることが多いという。

宮本さんは1998年に世田谷区でタヌキを目撃してから、その生態に興味を持ち、調査を続けてきた。2006年ごろからは専用サイトの「東京タヌキ探検隊!」(http://tokyotanuki.jp/)などで広く目撃情報を募っている。これまでに収集した1600件を超える目撃情報をもとに、東京にはタヌキがおよそ1000匹いるという試算を出している。主な生息範囲と思われるのは次の8グループだ。

(1)荒川南岸グループ=荒川河川敷から南は東武東上線を越えたあたりまで

(2)西武線グループ=西武新宿線・池袋線の沿線

(3)京王線グループ=京王線と井の頭線の沿線

(4)多摩川グループ=多摩川とその支流一帯

(5)目白文京グループ=山手通り以東で文京区全域、台東区、北区の一部も含む

(6)御所グループ=皇居、赤坂御用地、新宿御苑、明治神宮とその周辺

(7)水元グループ=葛飾区の水元公園周辺

(8)白金グループ=白金にある国立科学博物館付属自然教育園の周辺

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