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ウルトラシリーズで分かる「女性の社会進出」 編集委員 小林明

2014/6/13

医療班の友里アンヌ隊員(ウルトラセブン)=(C)円谷プロ
記者兼カメラマンの江戸川由利子(ウルトラQ)=(C)円谷プロ

 ウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン、ウルトラマンエース、ウルトラマンタロウ、ウルトラマンレオ……。読者の中にはウルトラシリーズに懐かしい思い出を持っている方も多いのではないだろうか。

 正義のヒーローが、次々に登場する怪獣や宇宙人たちを武器や技を駆使してやっつける勧善懲悪のストーリー。最後には必ずヒーローが勝つことは分かっているのだが、いつもハラハラドキドキ。手に汗握りながらテレビ画面にかじり付き、悪者との格闘シーンを夢中になって見守ったものだ。

■女性隊員の職務、肩書に注目

 ところで、このシリーズで意外に見逃せないのが魅力的な女性たちの存在。歴代のウルトラシリーズに登場する女性たちの設定を詳しく分析してみると、興味深い歴史が浮かび上がってくる。女性の社会進出に呼応するかのように、キャラクターや職務、ポストが大きく変貌を遂げているのだ。

■連絡係→実戦に参加→女性隊長

新シリーズ「ウルトラマンギンガS」=(C)円谷プロ

 初期段階の女性たちの職務では、やはり連絡係、お茶くみなどの雑用が圧倒的に多かった。だが時代が移るにつれて、男性と同じ危険な戦闘にも参加。ある段階から、初の女性隊長や女性だけの攻撃チームも誕生し、男性隊員をしのぐ活躍が目立ってくる。今や職歴や学歴が男性を上回るケースも珍しくない。時代を追うごとに「キャリア色」が強まっているのだ。

 そこで今回は1966年(昭和41年)放映の「ウルトラQ」から今年7月15日放映開始の新シリーズ「ウルトラマンギンガS」までの全テレビシリーズ(アニメ、映画、ビデオ作品などは除外)に登場する女性たちを徹底検証してみることにした。

 果たして、どんな変遷が読み取れるのだろうか?

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