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川合玉堂「早乙女」アートについて話そう!

2013/6/13

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川合玉堂「早乙女」 1945年、絹本・彩色、63.5×87.3cm、山種美術館蔵

くっきり描かれた3本の畔(あぜ)は、まるで山の峰のような形をしている。田んぼの中に所々置かれた苗の束も、飛ぶ鳥のように見えてくる。丹念に稲の苗を植えていく娘たちの姿と重なりあって、気持ちのいい風が吹き抜けるような爽やかな風景だ。さて、あなたはどう見ますか。

▼作家プロフィル

1873年、愛知に生まれる。14歳から京都で円山四条派の望月玉泉、幸野楳嶺に入門し日本画を学ぶ。1896年に東京の橋本雅邦に師事。1907年に創設された文展で審査員に任命され、以後官展を中心に出品。戦時中に疎開した奥多摩の御岳に戦後も居を構え、1957年に没するまで、山村や田園の情景を描き続けた。

▼ここで見られます

山種美術館で開催中の「特別展 生誕140年記念 川合玉堂―日本のふるさと・日本のこころ」で「早乙女」を展示している(8月4日まで、www.yamatane-museum.jp)。

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