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ママチャリ、こんな運転危険です 親同士で勉強会も 親子乗り電動アシスト、重さ意識を

2014/7/9

親子乗り自転車、いわゆるママチャリは保育園や幼稚園の送り迎えに欠かせないものだ。親子乗りができる電動アシスト自転車も増えて便利になったが、一方で事故やトラブルが後を絶たない。ママたち自身がルールや安全な運転方法を学ぶ動きが広がり始めている。
「おやこじてんしゃプロジェクト」代表の北方真起さんは勉強会を主催し、ママたちの意識啓発を図っている(東京都内)

「ただでさえ自転車が重いのに、息子の重みも加わり全く支えられなかった」。東京都内に住む主婦のA子さん(38)は、電動アシスト自転車に3歳の息子を乗せたまま、転倒した経験がある。

後部座席に息子を乗せて走っていた時、歩行者を抜かそうとハンドルを曲げたとたんにバランスを崩した。足をついて支えようとしたが、重さに耐えられず横倒しに。幸い、息子はヘルメットをかぶりシートベルトも締めていたため、ケガはなかった。A子さんも無事だったが「息子がヘルメットなしで投げ出されていたら、大ケガをしたかもしれない」と振り返る。

自転車事故は全交通事故の2割程度と、高止まりしている。交通事故総合分析センター(東京・千代田)によると、2013年には1045人の幼児が親子乗り自転車の事故で負傷した。同年2月には川崎市で、親子乗り自転車が転倒して子どもが車道に投げ出され、車にひかれて亡くなる事故も起きた。国民生活センターの調査では、子を乗せて運転する親の28%が転倒経験があり、転倒しそうになった親も44%いた。

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「警察に届けていない自損事故など、親子乗り自転車の事故やトラブルはもっと多いはず」と指摘するのは、自転車ジャーナリストの遠藤まさ子さん。自身も2児の母で、保育園の送り迎えに親子乗り自転車を使ってきた遠藤さん。歩行者優先の歩道を猛スピードで疾走したり、交差点で一時停止をせずに飛び出したりする「暴走ママチャリ」をたびたび目撃してきた。

自転車の専門家らでつくる「自転車の安全利用促進委員会」(東京・渋谷)が1月に発表した調査でも、見過ごせない実態が明らかになった。自転車に週1回以上乗る20~50代の主婦1000人のうち、運転中に事故に遭ったり起こしたりした人は15%。事故になりそうだった人も33%いた。しかも7割が原因は自分にあると回答。「前方不注意やよそ見をした」などと答えた。

遠藤さんは、自転車は法律で軽車両の扱いなのに「歩行者の感覚で自転車を使う。だから交通ルールもよく理解していない」とみる。

典型が歩道を堂々と走るケース。自転車は車道を走るのが原則なのに、子どもを乗せているから走ってよいと思い込んでいる親も多い。「親子乗り自転車が加害者になる悲惨な事故がいつ起きてもおかしくない」(遠藤さん)

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