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子ども急増 豊洲「キャナリーゼ」、ご存じですか? 首都圏イーストサイド繁盛記

2014/6/9

子ども連れで昼食を楽しむ主婦ら(東京都江東区の豊洲公園)

「キャナリーゼ」を知っていますか。高層マンションが林立する豊洲に居を構える高級志向の主婦たちの異名で、子どもを有名幼稚園や小学校に通わせたり、ペットを連れて東京湾岸沿いを散歩したりするのが典型的なライフスタイルだ。豊洲を取り囲む運河(=英語でキャナル)にちなむ命名で、港区の白金エリアで暮らす女性を「シロガネーゼ」と呼ぶのに似た憧憬がにじむ。

塾も満員札止め

2020年東京五輪の会場予定地が集中する一帯にあって、かつて造船の街として栄えた豊洲は様変わり、未来都市の様相を呈している。威容を競うかのように立ち並ぶ高層マンションには子育て世帯が多く入居、そこかしこで目に入るのは子どもを連れたキャナリーゼたちだ。銀座や丸の内も目と鼻の先の距離にある。

「住人はトレンドに敏感な30代のファミリー層が多い。世帯年収が1000万円を超える家庭や経営者層も増えてきている」(三井不動産レジデンシャルの加藤仁朗営業室長)。都心の近くでありながら開放感にあふれる海辺。そこにさらに五輪がやってくる。「将来性を実感できることが豊洲の魅力」(加藤さん)だ。

ららぽーとの改装では地元住民の志向に合わせてセレクトショップを多く集めた(ジャーナル スタンダード レリューム)

06年には大型商業施設アーバンドックららぽーと豊洲が開業。高層マンションも次々と登場している。東京カンテイ(東京・品川)によると、豊洲地区(1~6丁目)で06年からの8年間で完成した20階建て以上のマンションは6棟にのぼる。

江東区の人口統計によると、05年からの9年間で豊洲地区の人口は約3倍に増加し、3万人弱となった。特に30~44歳、0~9歳の割合が多い。子どもの増加に伴い地区の小学校は増築を実施。全国的な少子化の流れに逆行するかのように、15年4月には新たに豊洲西小学校が開校する。

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