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さようなら「日本一大きな村」 岩手県滝沢村 市制移行の歓喜と名残惜しさ

2013/12/31

夏の早朝5時に始まる名物のスイカ市には夏休み中の子どもたちも大勢訪れる(岩手県滝沢村役場前)

前村長の柳村純一さんもその一人だ。約10年前、純一さんが村長を務めていたころは「6割以上の村民が村として生きていこうという意識だった」と話す。その後、遠縁にあたる今の柳村典秀村長の時代に行われたPR活動などは「多くの村民に届いていない」と見る。

純一さんは今も「日本一の村、というキャッチフレーズはインパクトがあり、それが無くなることを惜しむ声は多い」と断じる。

柳村典秀村長も「中学生をはじめとして多くの人たちが『日本一の村で無くなることは残念』と話していることは知っている」と認める。しかし「今後、市になって良かったと思われるようなことをやっていくことで、そうした声はぬぐい去れるものだと思っている」と話す。

村は1月1日午前0時に花火を打ち上げて市制移行を祝い、6日の仕事始めから「滝沢市」の名前が入った原付きのナンバープレート交付を始める。2月にはマンガ家のやくみつる氏らを招いたシンポジウムなども予定し、新生・滝沢市の定着を目指している。

(盛岡支局 増渕稔)

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