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「あまちゃん」人気 夏限定、久慈のウニは牛乳瓶入り 東北魚紀行

2013/7/27

NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」ブームに沸く岩手県久慈市で、特産のウニが旬を迎えている。地元の漁師も「今年のウニは最高」と太鼓判を押しているという。

取れたてのウニを食そうと、市中心部にある「道の駅くじ やませ土風館」のレストラン「山海里」に向かった。注文したのは「北三陸かじぇ定食」(3980円)。岩手ではウニのことを「カゼ」とも言い、これに流行の「じぇじぇじぇ(驚いたときなどの方言)」を掛けて名付けた。

牛乳瓶からウニを出すなんて初めての体験

■本物だけの甘さ

出てきたのはきざみノリがかかった白いご飯と地元料理のまめぶ汁、メカブの小鉢とワサビ、ガリ、大葉。主役のウニは、牛乳瓶まるごと1本にびっしり入って出てきた。「三陸では、ウニを木の台でなく牛乳瓶のような厚手の瓶に入れて売っている店が多いんです。これをそのまま出したらダイナミックで面白いと思って」と、道の駅の柏木美子さん。

パコッと牛乳瓶のフタを開ける。瞬間、磯の香りが鼻をくすぐる。瓶の中からウニを取り出し、熱々のご飯の上に。容量180グラムの瓶に詰まったウニをすべて出そうとすると、柏木さんが「生なので、熱いご飯に載せるとすぐに溶けちゃいます。少しずつ小出しにしながら食べた方がいいですよ」と教えてくれた。

牛乳瓶のウニは殻から取り出したままを殺菌した塩水に入れたもの。保存料などは一切使っていない本物の香りや甘さが楽しめる。

やはり名産のメカブと半々に盛りつけて、あっという間にマイ・ウニ丼の完成だ。光沢のある濃い山吹色のウニを、まずひとくち口に運ぶ。ねっとりした甘さがとろりと広がり、鼻から潮の香りが抜ける。「ウニをワサビしょうゆに付けながら食べる人もいますが、ワサビしょうゆは直接ウニ丼にかけた方がおいしいと思います」(柏木さん)との助言に従い、ワサビを溶いたしょうゆをかけて熱々のご飯と一緒にかき込む。

ウニのうまみとご飯の甘みにワサビしょうゆのツンとした辛しょっぱさが絡まり、至福の気分に包まれた。3980円は少し高い気もするが「家族や友人と分け合って召し上がる方も多いです」。山海里には他にもおいしそうなメニューが多いので、シェアするのもいいだろう。

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