「迷宮」中野ブロードウェイ、アキバ超え成るか?

「徹夜で海外のオークションから落札して仕入れていても次から次へとまた海外に売れていく」

4階にあるコンセプトショップ「変や」。古川社長の一押しで、ブリキのロボットやマジンガーZの巨大人形など希少な玩具でいっぱい

商品を購入しなくてもショーケースを眺めて楽しんでいく外国人も多いという。「訪日外国人の人気スポットになっている。学生旅行の定番コースに設定されているらしい」と古川社長は話す。

2階に下りると、そこはフィギュアの世界。アニメや特撮の関連玩具を飾り付けたショーケースが目立つ。ショーケースの一角を貸し出すレンタル店も多くあり、一般のコレクターが自慢の商品を思い思いの価値観で並べて委託販売している。

レンタル店の一つ、キューブスタイルは304のショーケースを貸し出しているが、ゲームセンターのクレーンゲームの景品を飾る人が多いという。新商品が投入された初日に景品のフィギュアを売りに出す人も少なくない。

激戦区だけに価格もこなれており「景品が欲しいなら実はゲームをやるより買った方が安い。どこに最安値があるか探すだけでも楽しい」と店員は話す。

レンタルショーケースのキューブスタイル

同社のショーケースを利用している中野区在住の30歳代主婦はディズニーのフィギュアを並べて満足顔だ。値札をみると数百円台が多く「周辺を見て安値を狙った。もうけたいというより趣味の範囲。見せて楽しみ、売れたらうれしい」

とはいえ、サブカル関連の店舗ばかりでもないのが面白いところ。中華、すしなどの飲食店や衣料品店、美容室や占いの店などが各フロアに点在し、昔ながらの商店街といった面影もある。

地下1階は生活感あふれるエリア。青果店や鮮魚店、ドラッグストアなどがあり、地元住民の利用が多い。年配の人も歩いているので、通行には配慮を忘れずに。

村上隆氏がギャラリー出店

そんな中野ブロードウェイが世界を見据えた進化を遂げつつある。世界的な芸術家、村上隆氏が外国人を招待できる一大ギャラリーにしようと出店を進めたのがきっかけだ。

注目記事
今こそ始める学び特集