「迷宮」中野ブロードウェイ、アキバ超え成るか?

JR中央線の中野駅近くにそびえる中野ブロードウェイ(東京・中野)。ショッピングセンター付き大型マンションの走りとされるが、今やマンガやアニメの関連店舗が集積する「サブカルチャーの殿堂」として知られるようになった。芸術家の村上隆氏も出店して「ポップアートの殿堂」に進化させようという動きもある。外国人客も増加しており、「クールジャパン」を手軽に体験できるスポットとして秋葉原を超える日も近いかもしれない。

「まんだらけ」から鮮魚店まで

玄関正面のエスカレーターで3階に上るとまんだらけ中野店

中野ブロードウェイは駅の北口正面に伸びる商店街「中野サンモール」の先にある。1階のメーンの通路は商店街とほぼ同じ道幅で、アーケードをまっすぐ進んでいくといつの間にか入ってしまうような印象だ。4階までが商業施設、10階までが住宅部分だが、入り口は分けられている。

正面にあるエスカレーターは2階を突き抜けて3階に直通しており、慣れない人はとまどうだろう。2階に行くには階段しかない。天井も低く、各フロアに間口の狭いテナントが密集する。1966年の開業とあって、レトロな中にも混沌とした独特の雰囲気だ。「迷宮」と呼ばれることもある。

早速探検してみよう。エスカレーターを上った先に漫画古書販売のまんだらけ中野店がある。

まんだらけの古川益三社長

まんだらけはここだけで20店舗以上を運営する最大のテナント。ひところは空き店舗が目立っていた中野ブロードウェイにサブカル関連の店が集まるきっかけにもなった。3階には広いメーン店舗があり、主力商品である中古の漫画本がずらりと並ぶ。

3冊210円といったお得なコーナーもあれば、驚くような高額の希少本も。買い取りコーナーがあるのも3階で、「お宝」と思う漫画本をお持ちなら挑戦してみるのもいいだろう。

アニメのセル画、声優のサイン色紙、少年誌のバックナンバー、特撮ドラマの脚本――。漫画本以外の希少なグッズを求めるなら階段を使って4階に上るといい。

まんだらけの古川益三社長が急ぐのがコンセプトショップ「変や」の仕入れだ。ショーケースに並ぶマジンガーZの巨大人形やブリキのロボットといった日本の中古玩具を購入する外国人が増えているためだ。

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