革製・小ぶりなら仕事向き シックに決まるリュック
センスアップ
男性の通勤スタイルでは定着しているリュックサック。女性の間では「使いたいけれど、カジュアルになり過ぎるのは嫌」との声も聞かれる。スーツ姿でもシックに決まるリュックにはどんなものがあるのだろうか。
「吉田カバン」の吉田(東京・千代田)とセレクトショップ、ビームス(東京・新宿)が共同で展開する専門店「B印YOSHIDA」(東京・渋谷)。販売している「YADOKARI(ヤドカリ)」(写真左、1万8900円)は女性にも人気だ。
シックな色合いである「黒×黒」と「オリーブグリーン×茶」がよく売れる。シンプルなデザインはスーツにもカジュアルスタイルにも合う。素材はアウトドア用のリュックにも使われる丈夫で軽いナイロン素材。B4サイズに対応し、背面にパソコンを入れるポケットが付いている。「軽くて手入れが簡単と、女性が重視する機能を備えている」(梨本大介ショップマネジャー)
革素材も仕事向きだ。クイーポ(東京・新宿)が全国に約70店を展開する「ゲンテン(genten)」では様々な革のリュックを扱う。
なかでも使い勝手がいいのが「トスカ」シリーズの牛革製のタイプ(写真右、6万1950円)。リュックにしては小ぶりで女性向き。通勤の電車内などリュックを背負っていると邪魔になるときには、トートバッグとしても使うこともできる。茶系の色合いは服装を選ばない。
革は使い込むほどに深い色やツヤが出て、「使えば使うほど風合いが変わっていくのが楽しめる」と市谷本店の黒元梨恵さん。ただし、水には注意。防水スプレーをこまめにかけて、手入れしながら長く愛用したい。
タブレット(多機能携帯端末)をはじめ持ち物が増えてカバンが重くなっている女性は多い。「リュックは片方の肩にかけるカバンと違い、重さが左右に分散される」(東京・港のグローバル治療院虎ノ門の杉山悠院長)。ただ、肩ひもを長めにしてリュックを下の位置に下げて背負うのは避けたほうがよい。背中との間に隙間ができて腰に負担がかかるためだ。背中にフィットするように調節するのがポイントだ。
[日本経済新聞朝刊女性面2013年7月27日付]
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