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女子中高生「仕事創る力」養う 働くための準備着々

2013/12/14

女子中学校や高校で働く力を養う取り組みが広がっている。生徒、学校と保護者、企業などが一体となり、自ら仕事を創り出せる「次世代の働く女性」の育成が始まっている。
「パーソナルブランディング」の講座に参加し、個性や自分らしさについて話し合う生徒たち(東京都品川区の品川女子学院)

「好きなブランドとその理由を書いてください」。講師の指示で生徒は一心不乱に机上の紙に向かう。「ユニクロ」「ディズニー」「キティちゃん」……。書き終わると話し合いがはじまった。「安いのにしっかりしたデザイン」「かわいい!」。あちこちで歓声が上がる。

ここで再び講師が一言。「いま挙がった理由が『ブランド』そのものです」。ブランドは商品や店自体ではなく、他者の評価の中にある。「パーソナルブランドも同じ」。やりたい仕事、就きたい職業をイメージするだけでなく、その思いや適性を評価してもらうことが大切だと説く。

■「私の価値」を考える

10月末の放課後。東京・品川の品川女子学院で開かれた特別講座に、中3、高1の生徒約30人が集まった。講師は大手企業などでブランディングの研修を手掛けるプラントライブ(横浜市)の山本秀行代表。生徒に「売り」や「市場価値」の重要性や身につけ方を伝えて、進学や就職に役立ててもらうのが狙いだ。

「パーソナルブランディング」の講座でとられたメモ(品川女子学院)

舞台関係の仕事をしたいという高1の後藤安澄さんは「自分のことは、親や友人がわかってくれればいいと思っていたけれど、それではダメ。他者評価を得るために、もっと幅広く情報発信したい」と話す。

品川女子学院は、28歳の時に社会で活躍できる女性の育成を目標にした「28project」を掲げる。今回の特別講座はその一環だ。ほかにも高校生は文化祭でクラスごとに模擬会社をつくって店を運営。終了後には決算発表や株主総会まで行い、起業や収益の流れなどを学ぶ。地元の商店街や企業と共同で新商品開発にも取り組む。

漆紫穂子校長は「職探しから、職づくりへ。自分にふさわしい仕事がなければ創ればいい」と話す。「様々な体験をすることで、将来の仕事の可能性は無限に広がる」

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