男性がまず変化を グラットン教授が語る女性の未来「ワーク・シフト」著者

2014/7/13
あなたの2025年の生活は?
グラットン教授は、日本経済新聞社主催「グローバル・ウーマン・リーダーズ・サミット2014」で講演、企業と個人の進むべき方向など持論を披露した。講演を聞いた参加者がそれぞれ思い描いた“未来予想図”は――。

海外で働く夢実現へ

後藤悠さん(コンサルティング関連、36歳) 2010年にコンサル会社を起業した。講演を聞き、企業は個人の力をいかに引き出すかが重要で、個人は仕事と家庭の両方が大事であることを改めて確認できた。

今夏に第1子を出産する。母親として自分らしく生きる姿を見せてあげたい。女性の心と体を支えるために、社会や組織の支援はとても大切だと感じる。

2025年には海外で働く夢を実現したい。今はコンサル業だが、実際に事業を手掛けてもみたい。企業の社外取締役として活躍する道もあり、1つに決めてはいない。人生は一回きり。軌道修正しながら夢に近づきたい。

プライベートも重視

中村順子さん(秘書、31歳) 契約社員として商社で社長秘書をしている。秘書としての職場は4社目。23歳で結婚、当時は仕事が忙しく家庭との両立で悩み、通いやすさややりがいなどで今の仕事を選んだ。「これから人の一生はますます長くなる。女性も長く働き続けるべきだ」という教授の話には納得。どう働くかを真剣に考えたい。

関心があるのはリーダーシップだ。リーダーの考え方や行動様式を知ることは仕事に役立つ。一方でプライベートも重視していて、好きなワインやチーズ関連の資格も取れた。いずれは子どもも欲しい。起業も考えており、10年後は会社員ではないのでは。仕事と家庭が両立できる現在の生活スタイルは貫きたい。

働き方の変化に期待

深谷優さん(電機、25歳) 複合機メーカーの営業職として4年目。顧客企業を回る日々だ。印象深かったのは、グラットン教授が予言する「ワーク・シフト」の動き。技術が進み、どこからでも仕事が可能になる。会社の拠点はなくなっているかもしれない。

海外の人ともすぐ隣にいるような感覚でコミュニケーションできるようになる。営業は相手と顔を合わせることが大切なのでなくならないと思うが、遠隔勤務やフレックス勤務は増えそうだ。

現在は独身。36歳になる25年には結婚して子どもも育てていたい。もちろん、仕事は続けるつもりなのでワーク・シフトは大歓迎。2025年が明るく見えてきた。