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「ミニスカはNO」 広がる職場のドレスコード

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「スーパークールビズ」で軽装が目立つ6月の職場。年々自由度が増すかにみえるオフィスのドレスコードだが、流れに逆行するかのように「服装規定」を設ける企業が現れた。問題視されているのは女性たちの極端なカジュアルファッションだ。

タイツの色、ヒールの高さ…30項目以上

「接客の場でのスカート丈は膝上7センチメートルまで」「派手な爪の装飾はNG」。7月、転職エージェントのワークポート(東京・品川)は女性社員向けに服装規定を導入する。社員にはパソコンの共有ファイル上での閲覧を促し、ストッキングやタイツの色、ヒールの高さなど項目数は30以上にのぼる。

「服装次第で相手に与える印象も、働く側の気持ちも変わる」と規定をとりまとめた人材紹介事業部の内田知佳子さん。今年、同社はブランディングの一環として「ワンランク上の接客」を掲げており、きちんとした服装を徹底する必要があった。

というのも同社ではこの数年中途採用を増やした結果、女性社員の服装がばらばらに。前の職場での服装が自由だったためか、ミニスカートや派手なつけまつげが目立ち、法人や個人との接客には合わないとの声が上がっていた。

「秘書」の服装を参考

このため、昨年末から女性社員10人を集めて「ドレスコードプロジェクト」をスタート。スカート丈などの意見を問う社内アンケートや、秘書検定の面接対策用の服装などを参考に規定を作った。

ホテル日航東京(東京・港)でも今春、従来部署別だった規定を見直し、バックヤードも含めた全社統一の新たな規定を設けた。アクセサリー一つとっても「細いチェーンで40~45センチメートルまでの長さ、ペンダントヘッドは直径1.5センチメートルまで」と細かい。「自分のためにするおしゃれと、第三者からみて美しいと感じる服装は違う」。規定作成に携わった人事総務部の橋本由香さんは強調する。

女性社員には好評

一見、オフィスファッションの選択肢を狭めるかにみえるこれらの規定だが、女性社員からはおおむね好評だ。男性ならばシャツとパンツの組み合わせが基本だが、女性の場合、服装の幅が広い。そこにカジュアル化の波が到来し、「何が許されて、何がだめなのか」が見えにくくなっているのは事実。ワークポートの社員、渋谷玲子さんは「指針があるほうが、悩まないで済む」。

女性のオフィスファッションの歴史をひもとくと、1980年代の象徴はスーツ。20代でも肩パッド入りのスーツが一般的な通勤着だった。90年代に入ると大手企業が女性の制服を相次ぎ廃止し、自前のファッションで働く人が急増。同じ職場でスーツの人と日常の延長線上の服装の人とが交じり始めた。

さらにカジュアル化が進んだ2000年代、IT(情報技術)やベンチャー企業が増えて男性も軽装となり、クールビズもあってオフィスファッションのスーツ離れに拍車をかけた。たとえば楽天の服装規則はこうあるだけ。「他人に不快な思いをさせない」

社員は思い思いの格好で働く。グローバル人事部で働く高橋佳代子さんの通勤スタイルは着物。「すぐ人に覚えてもらえる」(高橋さん)良さがあり、コミュニケーションツールとしても役立っているという。

自分らしさ守る「お助けアイテム」

仕事用と割り切ってスーツを着るのではなく、「きちんと見せつつ、自分らしさを捨てたくない」(PR会社)のが今の若者。ただ、カジュアル一辺倒は時に「乱れた服装」ととらえられがちで、そんな悩める女性の「お助けアイテム」がジャケットなのだという。

百貨店売上高国内1位の伊勢丹新宿本店(東京・新宿)では「全館で一番売れる商品はジャケットです」(キャリアスタイル売り場の山崎大バイヤー)。国内の衣料品市場が低迷するなかでジャケットの売り上げシェアは約2割と、この10年変わっていない。「ワンピースの上にさっと羽織るだけで仕事服になり、自信がつく」(広告大手の30代)と支持する声が多い。

読者の9割が仕事を持つアラサー世代(30歳前後)という、ファッション誌「Oggi(オッジ)」(小学館)の加藤睦美編集長は「つらい時代だからこそ、服装で差が付けられるのなら"きちんと感"にこだわったほうがいい」と話す。同誌が紹介する通勤服コーディネートでも欠かせないのがジャケット。「ジャケットは着慣れないと似合わなかったり、堅苦しく感じたりする。女性が長く働くことが当たり前になるなか、ジャケットを着られる自分でいることもキャリアづくりのひとつではないか」とアドバイスする。

(井土聡子、黒瀬幸葉)

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