雨の日も快適、おしゃれに バッグ・折り畳み傘…
センスアップ
台風やゲリラ豪雨など、夏から秋は突然の雨に遭遇しやすい。雨具がなく、困った経験を持つ人は多いだろう。おろしたての服や靴を台無しにすることもある。備えあれば憂いなし。急な天候の変化を想定し、ちょっとした準備で気分良く過ごせる工夫を探ってみた。
大宮ロフト(さいたま市)で生活用品の販売を担当する小沢雅美さんは「コンパクトな便利グッズを携帯してみては」とアドバイスする。
同店の生活用品売り場で人気なのが「レイン バッグ カバー」(1260円)だ。持ち歩いているかばんをすっぽり覆って、水ぬれを防ぐナイロン製の袋。チェック柄などおしゃれなデザインも楽しめる。使わない時は袋に付いた小袋に収めれば、12センチメートル四方に小さくできる。化粧品ポーチ程度の大きさで、カバンのなかでもかさばらない。
折り畳み傘も小ぶりのほうが持ち歩きやすい。ドイツ製の折り畳み傘(6090円)は柄を5段階でたためる。広げると十分な大きさがあるが、畳むと長さ約17センチメートルと通常の傘より約10センチメートル短い。傘と同じ模様の眼鏡ケースのような筒カバー付き。カバンに入れたときに、中が水滴でぬれるのを防げる。
服装を考慮することも快適に過ごす方法の一つ。天気や気温など予報に基づいてファッションを提案してくれるスマートフォン用アプリを利用するのはどうだろう。リクルートホールディングスが運営する「おしゃれ天気」は、イラストで服や靴のコーディネートを表示する。例えば雨予報の日は、スカートとレインブーツ、といった具合。4種類ある洋服タイプから「オフィス系」を選択すれば、仕事に即した服装を選んでくれる。時間のない朝、服装も素早く決めたいものだ。
プランタン銀座(東京・中央)のキャリアファッションフロア責任者、最首彰夫さんは「雨の日こそ、小物でトレンドを取り入れて」と語る。今年の人気色はボルドー。明るいが渋みのあるボルドーなら、スーツなど仕事着にも合わせやすい。
[日本経済新聞朝刊女性面2013年9月7日付]
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