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アプリが映す街の意外な「素顔」 山手線の全29駅

2014/7/20

 携帯電話の中身はプライベート空間だ。スマートフォン(スマホ)には人に見せたくないアプリを入れている場合もある。だが実はiPhoneのある機能を使えば、自分が今いる場所の近くでみんながどんなアプリをダウンロードしたのかが簡単にわかる。周りの人が何に興味を持っているのかが一目瞭然で、まるで街の「素顔」が映し出されるようだ。山手線の29の全駅で実際に試してみたら、思いもよらない結果になった。

 使うのはiPhoneやiPodタッチに購入時から入っているアプリ「App Store」の「近くで人気」という検索機能。位置情報を活用し、近くで頻繁にダウンロードされているアプリなどを10個ほど表示する仕組みだ。たとえばアイドルやオタクの聖地、秋葉原で検索すると、「AKB48 Mobile(公式)」などアイドル系アプリが出てくる。ちなみにアップルはアプリのダウンロード履歴と位置情報を集計しているだけで「個人情報収集は一切行っていない」(日本法人の広報部)としている。

■有楽町はポイント系、品川は交通系

 7月10日午後3時、JR有楽町駅から改札の中へ。ホームで検索すると、店に立ち寄るだけでポイントがたまる「スマポ」や、その場で口コミを投稿するとポイントがもらえる「imaココデ」など、家電量販店で使えるポイント系アプリがずらりと出てきた。駅前にはビックカメラの大型店舗。買い物に来て、友達から聞いたお得なアプリをその場でダウンロードした人も多かったのかもしれない。

 品川・渋谷方面(外回り)の電車に乗って進むと、新橋駅から品川駅を通って目黒駅までは航空会社や旅行関連が多かった。羽田空港へ向かう途中の人が利用した可能性がある。このあたりではビジネスの効率化を目的としたチャットアプリ「チャットワーク」やセキュリティー強化アプリ「SafeNet MobilePASS」など企業の業務に関わるものも目立った。

 がらっと雰囲気が変わるのは、恵比寿駅や渋谷駅あたりからだ。渋谷で登場したのは「Airbnb」。一般の人が自分の家の部屋を有料で貸し出し、旅行者などが利用するサービスで、アプリの説明書きによると世界192カ国に約60万件の登録があるという。さっそくダウンロードして渋谷周辺で部屋を探してみると写真付きの紹介ページが続々出てきた。代々木公園近くに住む男性の部屋はベッド2つで1泊1万32円。2人で泊まれば割安だし、ホームステイみたいでお互いに外国人との交流も楽しそう。だが見ず知らずの人を家に呼ぶのに不安はないのか。少し心配になった。

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