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サンマ、出遅れの理由は高水温にあらず?

2013/9/17

この時期のサンマは格別だ

先代の三遊亭円楽が演じる「目黒のさんま」をCDで聞いた。目黒に野がけに出かけた殿様が人生で初めて見たサンマは「黒く、燃えるほどに脂ぎってプシュー、プシューといっている。角の欠けた皿には手製の大根おろしにしょうゆがたっぷり」。「爆弾じゃ!」と驚いた殿様だったが食べてみるとうまいのなんの。その後は寝ても覚めてもサンマの幻がチラチラと……。

■遅れていたサンマ、ようやく値下がり

殿様ほどではないにしろ、サンマが恋しくなっていた読者には朗報だ。遅れていた水揚げがようやく増え、東京・築地市場での卸価格は先週後半、1キロ500円程度と1週間前の半値以下まで下落。スーパーが1匹100円前後で売れる水準に入ってきた。

宮城県女川町の女川漁港に水揚げされるサンマ(12日)=共同

今年のサンマは遅かった。漁は7月上旬、北海道東部沿岸での刺し網漁からスタートする。8月になると大量漁獲が可能な「棒受け網」での漁が始まり、下旬の大型船出漁をもって最盛期に入る。

ところが今年は9月になっても水揚げが伸びず、第1週までは前年同期比8割減という超スローペース。卸価格は同2~3倍で1匹あたり200円程度という高値が続いた。

一部のスーパーでは198円という店頭価格もみられたが、卸値を考えれば採算が合わず「産地の出荷者か卸業者か、どこかが損をしていた状況」(築地の卸会社)。

9月8日に東京都内で開催した「目黒のさんま祭り」では恒例の岩手県宮古産が間に合わず、北海道から取り寄せた。幸い、9月中旬に入って水揚げは上向き。12日時点での漁獲状況は前年比6割減と少し巻き返している。

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