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放射性セシウム、乳児用食品に基準新設 厚労省

2011/11/20

食品に含まれる放射性セシウムの規制値について、厚生労働省は20日までに、「乳児用食品」の分類を新設する方針を固めた。放射線の影響を受けやすい乳児に配慮する。「野菜類」「穀類」「肉・卵・魚・その他」の3分類は「一般食品」として1つにまとめ、「牛乳」「飲料水」と合わせて計4分類にする方向で検討。24日開く薬事・食品衛生審議会の放射性物質対策部会に提案する。

福島第1原子力発電所の事故を受け、同省が3月に策定した暫定規制値では、放射性セシウムは「年5ミリシーベルト」を上限とし、5つの食品分類にそれぞれ年1ミリシーベルトを割り当て、日本人の平均摂取量などから換算し、「野菜類は1キログラム当たり500ベクレル」などとしている。

同省は内閣府の食品安全委員会の答申などを受け「年1ミリシーベルト」を上限とする厳しい規制値にすることを決めている。「乳児用食品」の新設を含めて変更後の食品分類ごとの上限の割り当ては同部会で議論する。

乳児向け乳製品などは「1キログラム当たり100ベクレル」を超えないよう指導していたが、新たな分類を設けて規制を強化する。一方、乾燥状態では高濃度の放射性物質が検出される茶などは、水や湯を加えた飲食する状態で検査する方向で検討する。

同省は年内に新たな規制値案をまとめ、内閣府の原子力安全委員会や文部科学省の放射線審議会などの意見を聞き、来年4月に施行する方針。新しい規制値は一定の経過措置を設けて実施することを検討している。

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