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定年世代 奮闘記

電子書籍端末を入手、封印していた読書を再開へ ピンボケおやじ記者が行く

2013/2/16

「電子書籍ありますか」「はあ?」。電子機器に滅法(めっぽう)弱い私が家電量販店に電話した。一生懸命説明すると「ああ、電子書籍のタブレットのことですね」とやっと分かってもらえた。

店頭で電子書籍端末の説明を聞く筆者(東京・新宿のビックロ)

「ピーシー対応ですか、単体ですか」。今度は私が「はあ?」。PC対応はパソコンやインターネットと接続して映像も音楽も楽しめる多機能型、単体は基本的に電子書籍が読めるだけという。「読めるだけでいいんです」

「でも当店には米国製の人気機種がないんです」。とても親切な人で、ライバル店にはすべての機種がそろっていると教えてくれた。

そのライバル店がビックカメラだ。網膜色素変性症で視野が狭くなり、視力も落ちていると説明したうえで、取材を申し込んだ。新宿東口のユニクロとの共同店舗「ビックロ」の地下1階、OAコーナーで専門相談員アドバイザー、山口理絵さんの解説を聞きながら買うことにした。

■画面に触れるだけで…「文字がでかい!」

電子書籍端末は画面に触れるだけで文字サイズを調整できる(東京・新宿のビックロ)

タブレットは4社が出している。画面を見比べながら説明を受ける。それぞれ優れものだが、目の悪い私には東芝の「電子ブックリーダー」の液晶文字は疲れそうだ。ソニーの「リーダー」にはバックライトがないのでつらい。暗いところで読むためのものだが、私には明るい場所でもつけた方が見やすい。

ライト内蔵型はアマゾンの「キンドル」、楽天の「コボ」も新しい機種には付いていた。「キンドル」の方がコントラストが鮮明で、私には読みやすい。白い電子ペーパーに本物のインクの質感を持つ活字が踊る。反射防止にも工夫を凝らしたという。真っ白い紙に黒々としたインク。昔の本はみんなそうだったような気がする。今の本はインクが薄くて、何だか読みにくい。

「文字がでかい!」。山口さんに操作してもらって、漱石の「坊っちゃん」を読んだ。画面に触れるだけで文字が大きくなってうれしい。これなら私でもすらすら読めそうだ。

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