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格安SIMのセットスマホ 分割払いとサポートが魅力

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通信料金が安い格安SIMを、手持ちのスマートフォン(スマホ)やSIMフリースマホで利用する人が増えている。端末と格安SIMの組み合わせはユーザーが自由に選べ、選択肢も多い。

一方、格安SIMを提供する通信会社では、格安SIMとSIMフリースマホをセットにした「セットスマホ」を扱っているところもある。セットスマホの機種は通信会社によって様々であり、「arrows M02」(富士通)や「ZenFone 2 Laser」(ASUS)といった多くの通信会社が扱っている機種もあれば、楽天モバイルの「honor6 Plus」(ファーウェイ)のように、限られた通信会社でしか取り扱いがない機種もある。

通信会社で格安SIMと端末をセットで購入すると、格安SIMとSIMフリースマホを別々に購入する場合よりも、何か得になる要素はあるのだろうか。セットで買う「セットスマホ」のメリットとデメリットを改めてチェックしてみたい。

分割払いで買えるが、量販店より大幅に高い場合も

まずは、端末代金の支払方法について見ていこう。

家電量販店や通販サイトでSIMフリースマホを購入する場合、端末の代金は一括で支払う。毎月のコストは、組み合わせる格安SIMの月額料金や通話料のみだ。一方、セットスマホとして通信会社から購入する場合、端末の代金を分割で支払えることが多い。初期費用が抑えられる点はメリットだ。

下の表に、主なセットスマホの分割払い価格と実売価格をまとめた。

例えば、富士通「arrows M02」の店頭での実売価格は2万7000円前後(2016年4月1日調べ)。格安SIMと端末を別々に購入する場合は、店で端末代金を全額支払うため、初期費用が高くなる。

これに対し、格安SIM大手の「IIJmio」では、arrows M02をセットスマホとして取り扱っており、毎月1300円の24回払いで購入できる。このように代金の初期費用を抑えられるのがメリットだ。

ただし端末価格は通信会社によって異なるうえに、家電量販店での実売価格より大幅に高い場合もある。前述したIIJmioでarrows M02を分割購入した場合の支払総額は、3万1200円。一括払いでは2万9800円となっている。どちらも家電量販店の価格より高い。mineoで分割購入した場合は総額3万2400円と、店頭の実売価格より5400円も高い。

まとめると、セットスマホにすると端末代金の分割払いができるので、初期費用を抑えられるのがメリット。ただ家電量販店などの実売価格より、支払総額が大幅に高くなる場合もある。後で述べるオプションサービスも考慮した上で、SIMとセットで端末を購入するかどうか決めるべきだ。

修理時の「補償オプション」が魅力

セットスマホには、故障したときの補償が付けられる場合もある。

通常、スマホが故障した場合、自分で購入したSIMフリースマホであれば、メーカーに直接修理を依頼する必要がある。メーカーが定めた保証期間内の自然故障であれば修理費用がかからないこともあるが、落下による破損や水没など、過失にともなう故障や、保証期間を過ぎていた場合は、修理費用を実費で支払わねばならない。

一方、格安スマホを取り扱う通信会社では、修理時の負担額を抑えられる補償オプションを提供しているケースが多い。下の表は、格安スマホを提供する主な通信会社の補償オプションをまとめたものだ。

IIJmioでは、月額380円の「端末補償オプション」が用意されている。補償の対象は自然故障、部分破損、水濡れ、全損となっており、紛失や盗難は対象外だ。利用できるのは1年間に2回までとなっており、1回目は5000円、2回目は8000円の利用料金が別途かかる。

HUAWEI GR5を例に見てみよう。ファーウェイが公表している参考修理料金によると、落下時に割れる危険性があるディスプレーの交換には1万2000円、全損した場合の交換には3万5300円かかることがわかる。

一方、IIJmioでGR5を購入し、端末補償オプションに加入していれば、全損した場合でも5000円を支払うだけで端末を交換できるのだ(1回目の場合)。

また、SIMフリースマホの修理中は、手元から端末がなくなってしまうので不便だが、IIJmioの端末補償オプションでは、補償の利用申し込みから2日以内に交換機が届く(離島などを除く)。故障した日にすぐ申し込めば、翌々日には正常な端末と交換できるため、さほど不便もないだろう。

ただし、補償オプションを利用するには条件がある。IIJmioの場合、端末補償オプションに加入できるのは、セットスマホ購入時のみ。また、交換機を受け取るためには故障した端末との引き換えが必要だ。もし、何らかの事情で引き換えられなかった場合、新しい端末を受け取ってから14日以内に故障した端末を返却しなければ、4万円の端末保守調定金が請求される。

まとめると、セットスマホでは、高額な修理費用をサポートする補償オプションに加入できるのが大きなメリット。交換機が2~3日程度で届けられる点も魅力だ。一方、補償オプションに加入できるのは購入時だけで、オプションの料金は掛け捨てとなるのがデメリットといえるだろう。

アフターサポートも受けられる

端末補償以外のアフターサポートもある。

SIMフリースマホの使い方が分からない場合、基本的に自力で解決しなければいけない。各メーカーのウェブサイトからダウンロードできる取扱説明書を読んだり、メーカーサイトの「よくある質問(FAQ)」をチェックしたり、他のユーザーがブログなどに掲載しているノウハウを参考にしたりして、解決するのが普通だ。大手メーカーのASUS(エイスーステック・コンピューター)やファーウェイでは、チャットによる手軽なオンラインサポートも提供しているが、他のメーカーでは電話やメールによる問い合わせが中心だ。

一方、セットスマホを提供する通信会社では、アフターサポートにも力を入れている。下の表は、主な通信会社のアフターサポートをまとめたものとなる。

例えば、楽天の「楽天モバイル」では、購入した格安スマホの設定方法や活用法をはじめ、アプリのインストールやパソコンとの接続方法といった相談に対して、電話オペレーターが年中無休で対応する「スマホサポート」オプション(月額500円)を提供している。専用窓口への通話料は無料だ。また、前述した修理費用を補助する「端末補償」オプション(月額500円)とスマホサポートを組み合わせた、お得な「端末補償・スマホサポートパック」(月額800円)も選択できる。

流通大手のイオンリテールが全国のイオンで販売する「イオンスマホ」でも、電話オペレーターによる「イオンスマホ電話サポート」オプション(月額300円)を提供。端末の設定方法や、アプリのインストール方法などのサポートを受けることができる。電話窓口だけでなく、イオンの店頭でも、使い方のサポートを行っている。

ただし、これらのアフターサポートは、いずれも有料となっている。楽天モバイルのスマホサポートに加入すると、1年間で6000円、2年間では1万2000円も支払うことになる。これだけのコストをかける必要があるかどうかを検討する必要があるだろう。

また、アフターサポートを受けられるのは、通信会社から購入したセットスマホに限られる。なかにはBIGLOBEが提供する「BIGLOBEお助けサポート」(月額475円)のように、パソコン本体やプリンターなどの周辺機器についての相談にも応じてくれるものもあるが、これは例外。大多数のアフターサポートでは、通信会社から購入した端末や通信サービスに関すること以外の質問はできない。

まとめると、格安SIMとセットでスマホを購入すると、端末やアプリの使い方、Wi-Fi(無線LAN)や周辺機器との接続方法などが相談できる有償のアフターサポートが用意されている。年間数千円かかるのがデメリットだが、スマホの初心者やパソコンの設定が苦手な人にはありがたい存在になるだろう。

(ライター 松村武宏)

[日経トレンディネット 2016年4月6日付の記事を再構成]

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