ネット対応リモコン 各種家電にスマホで指令
家に帰る前に部屋を暖めておきたい。照明の消し忘れを調べて、ついていたら消灯したい。こうした望みをかなえる製品が「REX-WFIREX1」。スマホから操作するマルチリモコンだ。
実売価格:1万4500円前後
●通信機能:無線LAN(11b/g/n )、赤外線(有効範囲最大10m、水平方向最大360度、垂直方向最大180度)
●サイズ:直径104×高さ42mm
●重さ:110g
特徴は、単体で自宅のWi-Fi(無線LAN)ルーターに接続できること。ネットワーク上で動作することで、同じWi-Fiルーターに接続したスマホはもちろん、屋外からインターネット経由で家電を操作できるようになる。
REX-WFIREX1が使えるのは、赤外線のリモコンで操作できる家電全般。エアコン、照明、テレビなどだ。また本体には温度・湿度・照度の各センサーが組み込まれている。スマホ上の表示で、照度が妙に明るく表示された場合は照明を消し忘れたという判断ができる。
本体とWi-Fiルーターは、Wi-Fiの設定を簡単に行う「WPS」機能で接続する。専用アプリの指示に従って登録すれば大丈夫だ。
接続設定が終わったら家電の登録に移る。基本的には、主要製品のプリセットから選べばよい。
1回の操作でエアコンやテレビの電源などを連続で操作するにはマクロ機能を使う。操作する順番で、家電を指定。さらに操作を送るタイミングなどを登録していくと、1タップで家電を連続操作するマクロが完成する。
リモコンを1つにまとめたい人や、ネット接続できない家電を遠隔操作したい人にお薦めだ。
(ライター 原如宏)
[日経PC21 2016年4月号の記事から再構成]
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