検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

女性活躍阻む夜間就業 生産性上げ労働の質競え

男女 ギャップを斬る(池田心豪)

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

今月から東京の日本橋に買い物に行くときは百貨店の営業時間に気をつけた方がよい。2つの老舗が営業時間を短縮し、午前10時30分開店午後7時30分閉店となったからだ。

女性活躍にとって労働時間は避けて通れない問題であるが、長時間労働だけでなく「いつ働くか」という問題も切実である。筆者らが2010年に行った全国調査によれば所定の終業時刻が午後6時以降の場合、産休・育休から復職後5年間の就業継続率が低下する。

残業がなくてもシフト勤務の遅番のように終業時刻が遅いと仕事と育児の両立は難しくなるのである。理由は保育園のお迎えである。男女雇用機会均等法が施行された1986年と現在を比べると午後6時から8時の夜間就業割合は上昇している。その働き方を見直すことは重要な課題である。

とはいえ、顧客の立場になれば営業時間短縮は不便だろう。私も仕事帰りに閉店間際のお店に駆け込んだ経験がある。このときの30分や1時間は本当に大きい。時間短縮した分だけ売り上げは減るかもしれない。営業時間を延ばして売り上げを伸ばすというかけ算式の業績評価では、育児・介護等の時間制約がある社員よりも制約なく働ける社員の方が会社の業績に貢献できる。

その意味で、女性活躍は会社の業績にプラスどころかその足を引っ張る可能性すらある。しかし、効率化や高付加価値化により9時間営業で10時間分の利益を出すことができれば、時間制約があっても会社に貢献できる。時間当たりの生産性という割り算で考えるのである。

営業時間短縮に踏み切った百貨店はいずれも、サービスの向上がその目的だと言う。営業時間は短くても良質なサービスを得られるなら顧客にもメリットがある。労働供給の量による競争から質による競争へと転換することが重要なのである。

いけだ・しんごう1973年生まれ。4児の父。企業の子育て支援や女性労働問題を研究。厚生労働省「今後の仕事と家庭の両立支援に関する研究会」(2014~15年度)メンバー。労働政策研究・研修機構主任研究員。

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

関連キーワード

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_