検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

女性に多い難聴 1週間以内の早期治療がカギ

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

日経ヘルス

40歳代半ばから聴力は衰え始め、周囲が騒がしいと声が聞き取りにくい、話を聞き返すということが多くなってくる。これは誰にでも起きる加齢現象で心配はない。しかし、急に音が聞こえづらくなった、突然、耳が詰まった感じがして解消されないなどの異常を感じたら要注意だ。

「年代に関係なく難聴を訴える人が増えている。特に突発性難聴や、女性が約8割を占める急性低音障害型感音難聴(以下低音部型難聴)、メニエール病が多くなっている」とJCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科の石井正則診療部長は話す。

これらの病気の初期症状は似ており、耳が聞こえないといった聴力の異常に加え、耳鳴り、めまいを伴うことが多い。

「メニエール病は増加傾向にあるとはいえ、基本的にはまれな病気。最も注意したいのは突発性難聴だ。放置すると聴力に問題が残ることがある。異常を感じたらまず突発性難聴を疑い、遅くとも1週間以内に耳鼻咽喉科の受診を。早く治療するほど改善しやすい。もし低音部型難聴であっても治療法は同じ」と国際医療福祉大学病院耳鼻咽喉科の中川雅文教授はアドバイスする。

女性に多い3つの耳の病気

【突発性難聴】 1回発症したら再発はしない

●突然、片耳が聞こえなくなる
●耳が詰まった感じがする
●立ちくらみやめまいが起こることも

電話を取ったときに相手の声が聞こえないことで症状を自覚する人が多い。ほとんどの場合、難聴は片耳に一度だけ起こり、同じ耳には再発はしない。聴神経のウイルス感染や内耳の血流障害の関与が疑われているが、はっきりした原因は不明。治療の結果は、「完治」「聴力がある程度回復」「聴力が回復しない」がそれぞれ3割ずつ。

聴力に異常を感じたら、48時間以内に治療を受けるのがベスト。遅くても1週間以内には耳鼻咽喉科を受診したい。血流を良くする循環改善剤やステロイド、ビタミン剤、利尿剤などが処方される。

【低音部型難聴】 再発するたびに悪化する

●耳が詰まった感じがする
●音がゆがんで聞こえる
●低い音が聞こえなくなる

約80%が女性で、特に20~30代に急増しており、原因は不明。突発性難聴と混同されやすいが、難聴の程度は軽く、治療で聴力は元に戻りやすい。

何も対策を講じないと再発が見られ、蝸牛部がむくむ蝸牛型メニエール病→メニエール病へと移行することも。耳鳴りだけが起きる「無難聴性耳鳴」が前段階として現れることがある。

【メニエール病】 ぐるぐる回るめまいを長時間併発

●耳が詰まった感じやザーッと音がする
●吐き気がある
●回転性の強いめまい

ある日突然、回転性のめまい、激しい嘔吐などとともに、難聴や耳鳴り、耳詰まり感が起きる。この発作は数時間続く。内耳で内リンパ水腫が起きることが原因だが、詳しい機序は不明。

治療を受けずにいると、再発を繰り返し、そのたびに症状が増悪し、聴力が低下する。進行を止めるには、有酸素運動が効果的。

低音部型難聴を再発する人の80%が蝸牛型メニエール病へ移行し、さらに、20%がメニエール病へ移行する。低音部型難聴から、いきなりメニエール病になる人もいる。

この人に聞きました

石井正則医師
JCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科診療部長。東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科医長などを経て、現職。スタジオ・ヨギー公認ヨガインストラクターとしても活動中。著書に『耳鳴りがスッキリする呼吸がわかった』(マキノ出版)など。「耳鳴り、難聴の改善にはがんばり過ぎにも注意して」
中川雅文医師
国際医療福祉大学病院耳鼻咽喉科教授。順天堂大学医学部客員准教授などを経て、現職。耳とコミュニケーション研究の第一人者。著書に『耳がよく聞こえる!ようになる本』(河出書房新社)など。「加齢による難聴は、動脈硬化などによる血流の悪化も原因。有酸素運動で体の循環アップを」

(ライター 海老根祐子、構成:日経ヘルス 羽田光)

[日経ヘルス2016年5月号の記事を再構成]

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

健康や暮らしに役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_