大人のための食空間　銀座で新たな味の世界に出会う

銀座・数寄屋橋交差点前に3月31日にオープンした東急プラザ銀座は、本質を見極める目を持ち、生活を楽しむ余裕がある「大人」をターゲットにした銀座エリア最大級の商業施設。注目すべきは、特別な時間を楽しめるよう配慮された食空間の豊富さです。

仕事帰りや週末に友人たちと訪れてみたいのが、オーストラリア・シドニー発のモダンギリシャレストラン「THE APOLLO」です。座席数180の巨大レストランは、特徴のある格子状の大きな窓やロングカウンターなどを備え、日本ではあまりなじみのない雰囲気に圧倒されます。

メニューはギリシャ料理を現代風にアレンジし、料理をシェアしながらコミュニケーションを楽しむスタイルで提供します。フェタチーズとオリーブオイルを使った「グリークサラダ」、ギリシャヨーグルトにオリーブオイルとキュウリなどを加えたソースが添えられた「ラムショルダー」などのヘルシーな料理を、ナチュラルワインを中心に120本セレクトされたワインや、フレッシュフルーツを使ったカクテルと食べるのがおすすめだとか。

ランチは平日限定の「ウィークデイ　ランチ」（1900円）、ディナーは前菜5品、メーン1品、サイド1品、デザート1品の「ザ フル グリーク」（5500円）など。

一方、静かな時間を楽しみたいなら上質な和食を。創業160年の歴史を持つ「京都 料亭 下鴨茶寮」が新たな挑戦として東京に出店した「割烹料亭 銀座 下鴨茶寮 東のはなれ」の手前には、日本酒バル「下鴨茶寮　のまえ」があります。料亭の技を生かしたさかなと日本酒のマリアージュをぜひ堪能してみたいものです。

下鴨茶寮の主人・小山薫堂さんによる題字が描かれたのれんをくぐると、箱型のカウンターが現れます。料理はオリジナルの粉しょうゆをかけた「下鴨フィッシュ&チップス　粉しょうゆ」（1300円）など、お酒が進むつまみ系から、締めに食べたい「下鴨カレー」（700円）など、和をベースにした新たな味の世界に出会うことができます。

いずれの店舗も、窓から眺める銀座の街並みも魅力の一つ。日中と夜では雰囲気も違うので、時間帯を変えて何度も訪れてみたくなります。

※価格はすべて税別です。

（取材・文　GreenCreate）